こんにちは。ルルと申します。
レギュレーションCにおいて、私がSVでお気に入りのテツノブジンを軸とした構築で結果を残そうとしたものの、環境の変化や私のリアルの事情でこの記事を書いている5月中に結果を残すのは難しいと判断し、備忘録及び戒めとして軸として開拓を試みたテツノブジンの考察について、今回記事に書いて残そうと思います。
シーズン5で考察・開拓したものなので、仮想敵の開拓や環境の変化もあり、もう期限切れの調整・型ですので、それをご了承ください。
拙い部分、至らない部分はあると思いますが、読んでもらえたら嬉しいです。
【ブジンの開拓前の使用感・性能考察】
まず結果を残したブジン入りの構築から型をお借りして、一通り試してみました。
使ってみてまず思ったのが、ACSがそれぞれ高く、攻撃技も補助技も豊富なため、型の匿名性の高さ故に相手は型の一点読みが出来ず、安定行動を取ってくることが非常に多いと感じました。
そのため、そこから釣り交換で盤面を整えたり、交代読みが決まりやすい等のゲームメイク性能に着目します。
次に唯一の複合タイプであるフェアリー・格闘タイプに着目しました。耐久種族値は低いものの、考察していた時期に流行していたステロダメを半減に抑えられる、レギュレーションCで増えた悪・格闘技を半減以下に抑えられることから、結果を残したのは襷型やブーストエナジー型が多かったものの、サイクル参加性能があると感じました。
そして、調整次第では意外とそんな攻撃まで耐えてしまうのかと言わんばかりの独自の耐性と耐久性能に着目しました。
これら3つが同じ速い特殊アタッカーのパラドックスポケモンであるカミやツツミとの差別化点だと考えます。
【軸となるブジンの型を決める】
ブジンを軸にした構築を作りたいと思い、耐久こそ低いものの、相手側の行動を規定しやすいこと、受けにくい技構成に出来ること、独自の耐性や調整次第ではサイクルも可能なことから、受けと攻めどちらも出来る有限サイクルに組み込む型の開拓を始めます。
回復技を持たないため、アタッカーか補助技主体の型にしようとしますが、速い道連れはケアされやすい、エレキフィールドを含めた積み技は介護しないと隙を作りやすい、腐りにくくケアしにくい技構成で対面性能・サイクル破壊性能を持てることから、アタッカー型として考察を始めます。
ここから最終的に仕上げたブジンの型を紹介になります。
【コンセプト】
・パオジアン・テツノツツミの対面的な処理を行う
・サイクル参加が可能な受けにくいアタッカー
【技構成】
タイプ一致で通りもよく、高火力のムーンフォースは確定。
フェアリーを半減以下で抑える相手には電気技が通りやすいこと、テツノツツミを一撃で倒したかったため、高火力電気技の10まんボルトを採用。(ゼルネアスを使ったときからこの技範囲は非常に優れていると考えています)
ここまでサーフゴーに隙を見せやすい、カイリューがトップメタということもあり、ゴーストテラスが環境に多いため、それらに抜群を取れるシャドーボールを採用しました。(この枠はインファイト、アクアブレイク等も結構強かったので諸説アリ)
残りHP1のパオジアンやツツミを倒す、後続のために襷を潰してから退場できる影打ちを採用します。
エレキフィールドを含めた積み技はいくら耐久調整を施したといえど、積むのは起点作成を交えなければ難しいと使ってみて判断し、積み技は完全にオミット。
道連れやアンコール等の補助技も検討しましたが、受けにくい攻撃範囲にしたかったことから、こちらもオミットしました。
【調整】
161(92)-149(個体値31)-113(20)-171(244)-81(4)-170(+148)
HB:特化パオジアンのつららおとし+不意打ち確定耐え
HD:臆病C252ツツミのハイドロポンプ確定耐え
C:D4振りテツノツツミを10まんボルトで確定1発
H252振りパオジアンをムーンフォースで確定1発
突撃チョッキ持ち無振りパオジアンをムーンフォースと影打ちでそれぞれ最低乱数でちょうど倒せる
H244D12のサーフゴーをシャドーボール86.3%の乱数2発
S:最速ガブリアス抜き
素早さ補正の正確にすることでSの努力値を大幅に節約できます。逆にAやCの補正の性格は最速ガブリアスを抜けなくます。
鉢巻パオジアンと眼鏡ツツミに対するそれぞれの耐久調整は両立が出来ないため、それらを切って、他の相手への勝率を高めるため、この耐久調整を行いました。
【テラスタル】
鋼タイプ
ブジンの5つの弱点を全て半減以下に抑えられる、数の増えたカイリューの神速を半減できる点で採用しました。
ただ、格闘技が飛んできやすい環境なため、出来るだけ切らずに立ち回りました。
ですが、使ってみると確かに強いのですが、意外に弱点をもらいやすく、コレジャナイ感があり、ここは開拓の余地を感じました。
【持ち物】
隠密マント
対面的に処理する際に、パオジアンから怯み確率のあるつららおとし、ツツミのフリーズドライによるこおりの追加効果で上からそのまま倒される場面が多発したため、それらを遮断するために採用しました。
また、相手視点想定出来ないキョジオーン対策になるという利点もあり、特殊型なので鉄壁型にも強く出ることが出来ました。
そして、ブーストエナジーが発動しないため、相手は数の多い襷型をケアしてくるようになります。
【事前に決めたムーブ】
・先述したブジンの優れた点として、相手の安定行動を引き出すため、テラスを切られることが少なかったので、相手のパオジアンはそのままつららと不意打ちを撃ってくるため、それらを耐えて、ムーンフォース連打で勝てるようにしていました。
・ツツミにハイドロポンプかフリーズドライを上から撃たれても、それを耐えて、返しの10まんボルトで倒すかHP1まで持っていき、影打ちで倒します。
・ブーストエナジーが発動しないため、襷をケアして特にツツミはクイックターンを撃ってくるので、ツツミがいたらクイックターンを撃たせないよう2手目以降に出すようにしていました。
・テラスが残ったラスイチのサーフゴーは水か飛行テラスを切ってくることが多かったので(恐らくシャドーボールやはたきおとすのケア)、10まんボルトをテラス読みで撃つことにしていました。
【相性のいいポケモン】
ドオー
ブジンを使っていて、一番面倒な相手はハバタクカミとテツノドクガなので、天然でそれらの能力上昇を抑えつつ、テラスを切らずに見れるポケモンとして、どの構築でも一緒に入れていました。
また、カミのサイコショックを警戒し、Bに厚めの鈍い持ちを使用していました。
構築は最初は有限サイクルでしたが、ドオー等の回復技持ちの受け2体でカミとドクガを倒してからブジンを通す、ブジンで崩しを潰してサイクルで詰める、受け攻めサイクルのような構築を最終的に使い、非常によく馴染んでいました。
【弱点・期限切れの理由】
まず、鉢巻パオジアンや眼鏡ツツミを完全に切っているため、サイクルを回したり、死に出しをし、型や動きをある程度絞り込んでから仮想敵のパオジアンやツツミを対面的処理をする必要がありました。
最大の理由として、シーズン6から仮想敵であるパオジアンの多くがフェアリーテラス及びフェアリーテラバーストを使ってくるようになり、それらが安定行動となってしまったため、これまでとは構築単位で異なる対応が求められるようになりました。
そのため、この型はレギュレーションが変わらない以上、もう通用しないと私は考えます。
【最後に】
好きなポケモンの新しい型を開発し、期限切れまでそれで3桁台で奮闘できたこと大変嬉しかったです。
好きなポケモンで初レート2000や結果を残したかったのですが、改善や新規開拓する間もなく、しばらくポケモンに触れる時間が取れなさそうなので、とても悔しいですが、戒めも込めて記事にしました。
本当に調整や開拓のしがいのあるポケモンでした。調整や事前のムーブ決め等をすごく勉強し、考えたことは今後色々なことに応用出来ると思います。
いつか絶対に環境にも適応し、結果を残せるようなブジンを開発したいと思います。
ここまで読んでいただいた方がもしいらっしゃいましたら、こんな拙い戒めの記事を読んでいただき、本当にありがとうございます。
ここまで読んでくれた方の気持ちに応えられるように精進します。