【記録】仲間大会の考察メモや振り返り
前作を含めた色んな仲間大会における考察や振り返りが、考察力を中心に今後のランクマや仲間大会に活きることが多かったので、当時のスマホに書き留めていた考察メモや振り返りを自分用に記録として残していこう思います。
参加したものがあれば、随時更新していく予定です。
(ランクマと完全同一ルールなどの大会は載せないかも)
赤字は今後も覚えておきたい、意識したい点、水色字は強く感想を抱いた点になります。
【2022/11/6 第三回わこめん杯】
〇ルール
ダイマックス禁止/禁止伝説、準伝説、ガラル御三家、ガラル化石、ミミッキュ、ドラパルト、ギルガルド、トゲキッス、ナットレイ、ゴチルゼル禁止/進化の輝石禁止/持ち時間や総合時間はフレ戦と一緒
〇結果
44位 レート1553(271人参加)
〇振り返り
USUM末期から剣盾S31で復帰して、初めてちゃんと考察を行った上で臨んだ仲間大会です。
本気で上位を狙って考察をしました。ちなみに剣盾の禁止伝説なしのルールに触ったことがある日数は全て足しても1カ月ないです。
実際は考察の通り、受けループやそれに近い系統の構築が高レート帯にいて、それらを完全にメタっていたため、聞き覚えのある名前の強者の方々にも勝てたのは大変嬉しかったです。
特にジバコイルとマリルリが非常に刺さり、前者は7世代のときのスペシャルレートで結果を残した当時のフォロワーさんからの「特殊ルールではジバコイルは初見殺しや変なのに負けず、圧倒的なトップメタがいないカードプールで強い」という言葉を思い出して採用し、実際にその通りの活躍をしてくれました。後者はこのルールで扱いやすく無難に強いバシャーモをメタる目的で入れて、バシャーモ以外にも腹太鼓メタの黒い霧を使う受けポケモンにも強く出られました。
この仲間大会で強く実感したのが、胞子が無効化されにくいルールでは胞子を仕掛けてくる人がいること。モロバレルが一定数いて、眠りターン次第では落としていた試合が何度かありました。
反省点としては、組み上げた構築には何が重いのかの考察をしなかったこと。その結果、ニンフィアに重いことが気付けず、マジカルフレイムでジバコイルすらゴリ押しされてニンフィア相手に一戦も勝てませんでした。
後日の配信で、主催のもめんちゃんが配信で「面白い構築で対戦してみたかった」という発言をしてくれて、めちゃくちゃ嬉しかった覚えがあります(笑)
ちなみにこの構築の4体が後のSVのレギュレーションAのトップメタで先見の明があったのかな?と思いました。レギュレーションAやりたかったです。
【2022/11/12 第5回しよマキノカップ】
〇ルール
バトルタワールール/シリーズ9準拠/禁止伝説、幻禁止/準伝説orUBは1体まで/ミミッキュ、ドラパルト、ギルガルド、ラッキー禁止/過去作限定技禁止
〇結果
123位 レート1494(236人参加)
〇振り返り
(NNは当時ハマっていたコンテンツから取りました。蒼穹のファフナーとか。今見るとだいぶこじつけ…)
考察よりも昔愛用していたレヒレグロス使えるじゃん!ってレヒレグロスを中心に構築を組んでいました。ぶっちゃけ考察はあまりしなかったです。
レヒレグロスの通りが悪く、そもそもグロスがメガ時代のような火力や耐久、素早さが無いため、ステータス不足になりやすく、軸の並びが貧弱で構築の時点で不利だった場合が多発。メガシンカのあるなしをただただ痛感し、昔は単体性能や並びとして強くても、システムや環境に適していなければ弱いことを実感しました。
印象的な試合も、天敵のナットレイやポリゴン2に釣り交換をして、ゴチルゼルで嵌めたぐらいしか覚えてないです。
主催者がリスナーと作るキャラランクの影響が非常に強く現れた環境だったと感じ、受け気質なの構築や受けループは一定数いるのかなと思ったら全然いなかった覚えがあります。むしろ、アタッカー環境でした。
これを機に、主催や参加者が作るキャラランクに目を通すことを心掛けるようにしました。
この大会は悔しいことばかりで、次からはやりたいことも大事だけど、勝つための考察を惜しまないこと、こだわりが強くなり過ぎないことを意識することにしました。
【2023/7/22 もめん杯】
〇ルール
レギュレーションD準拠/テラスタルはタイプ一致のみ/禁止伝説、準伝説、パラドックス禁止/カイリュー、サーフゴー、ラッキー、ハピナス、ラウドボーン、ヘイラッシャ、サトシゲッコウガ禁止
〇結果
12位 レート1576.172(143人参加)
〇振り返り
この月はランクマもマスボ上げの数戦しかしないほど時間が取れず、普段よりもランクマに臨めなかったため、こちらと翌日の大会の考察や育成にリソースを割きました。
当初は自信のあるイルカアマガの練度でゴリ押しを検討していましたが、コノヨザルとガブリアスが使っててキツイのを知っていたので、それらがトップメタに入りかねないことから真っ先に断念しました。
リアルの都合で、私はSVをシーズン4から始めたので、レギュレーションAは完全未経験で、7月もランクマに潜っていなかったため、ヒスイポケモンは完全に初見でした。ガチグマが強い、最速草分けがいることぐらいしか知りませんでした。
レギュレーションAについては、S1で少しだけ配信をのぞいたり、バンビーさんのS1で1位を取った試合の動画くらいしか対戦の記憶がないため、組み方に大変困りました。
そこで個人的にレギュレーションBでも活躍していた一般ポケモンを中心に組めば、ガチグマを始めとした現環境で活躍している一般ポケモンとやり合えるのではと考えます。
考察するにあたって、まずコノヨザルとガブリアスが二回以上動きやすく、火力もあって、Sも速いし、型の匿名性も高いことからが真っ先に強いと感じ、この2体を軸にしました。
そこからはメモ通りなんですが、一番印象に残っていたバンビーさんの1位の構築が純粋にスペックが高いと感じ、解説動画を見て、立ち回りも頭の中に入っていたので、バンビーさんの構築を参考に構築を組みました。オボンステロコノヨザル、鉢巻ガブリアス、黒い眼鏡ドドゲザンがいるのはそういう理由です。
あと、どのレギュレーションでも一部の上位勢がHBニンフィアを使っていて、剣盾のわこめん杯でも使われて強かったので、強い人はコノヨザルを使うだろうし、そのメタとして入れました。ここで過去の仲間大会の経験が活きるのいいですね(笑)
ガチグマは相手にしたことがないものの、ひたすらダメージ計算をしたり、処理ルートを事前に複数用意することで何とかしようとしました。
当日、コノヨザルとドドゲザンを使ったことがないにも関わらず、ぶっつけ本番で使用します。
そのため、序盤はダメージ感覚や択選択が正確ではなく、立ち回りの甘さで1450までレートを落としてしまいました(泣)
しかし、中盤からは使い方を戦いながら覚えて、終盤では完全に自分のものにしました。特に最終戦でドドゲザンの択をほぼ全て通して勝ったのは本当に頑張りました!
警戒していたガチグマは事前の考察通りの処理に成功し続けます。初見でここまで対処出来たことに自分でも驚きました。
特に最速草分けガチグマについてはSが1段階上昇していても、最速ガブリアスをちょうど1抜けないことに大会中に気付きます。ある程度削ってしまえば、耐久に努力値が割かれていないため、鉢巻ガブリアスでそのままスマートに処理できました!
ただ、ガチグマ以外のヒスイポケモンは知識すらなかったので、初見殺しを何度も喰らってしまいました…。
この大会においては考察や構築作成が本当に上手くいったと感じます。この方の大会はパワーバランスや自由度が高く、非常に奥も深いルールであることが多いので、ここまで考察を通せただけでも喜んじゃいました。
最終結果はランクマ強者や仲間大会常連の方々がいる中で12位を取り、めちゃくちゃ嬉しかったです!!
次の日になっても、ふと思い出して喜んでました(笑)
反省点として、最後の1枠に非常に悩み、過去のわこめん杯でジバコイルが有象無象に強いという経験をもとに、途中で思考を放棄し、ジバコイルを採用したこと。結果的に一度も投げず、むしろ候補だったサザンドラを入れた方が正解でした。
結果ツイートを見ていく中で、恐らくこの大会での対グッドスタッフ枠の正解はエルレイドであることを感じました。ガチグマやアマガにも強く出られるといったこの大会において、ジバコイルに求めていた役割以上に優れた汎用性を持っていることに気付き、やられたと白旗を上げました。
あと、ランクマにほぼ潜っていないことや初見で扱うポケモンがいたため、プレイングミスや立ち回りの甘さで落としてしまうことがあったことです。
そして、メモにありますが、使用個体は間違えないこと。総大将の方が楽に終わった試合が明らかに多かったです。
事前にカジュアルで回していれば、序盤落とした試合を拾っていたかも。もっと考察を煮詰めて、構築の完成度を上げられたかも。
本当に嬉しかった反面、まだ上に行けたかもしれないという悔しい思いもとても強く感じる仲間大会でした。
【2023/7/23 第6回しよマキノカップ】
〇ルール
レギュレーションD準拠/禁止伝説、準伝説禁止/回復技、吸収技、一撃技、回復特性、回復アイテム禁止(状態異常回復持ち物は可)
〇結果
13位 レート1571.156(87人参加)
〇振り返り
もめん杯の次の日で、育成や最終調整が済んでいなかったため、起きてた時間は全部準備に当てていました。これを機に仲間大会の前日には十分に用意を終えるよう心掛けることにします…。また、もめん杯でヒスイポケモンに初見殺しをされまくったので、ポケソルのヒスイポケモン解説動画で勉強してから大会に臨みました。
最初は対面構築ゲーになるかと思いましたが、胞子や欠伸、壁やステロ展開、天候パ、アンコールやかなしばり等のロック系、パトラ等のギミック系が全然可能なルールであることに気付いて、対面構築に囚われずに構築を考えました。
私は一応ある程度対面構築や積み構築を使えますが(アゴギャラやレシゼルネ等)、万が一、初手に不利対面を取ったときにテラスタルを切ってもダイマックスほどの誤魔化しが効かないと考え、初手の不利対面を取った際の引き先や全対応出来る初手を入れることにしました。
最終的に、相手の選出や行動を歪めたり、制限しつつ、対面選出も可能なある程度引ける、有限サイクル構築を作ります。(メモでは引ける対面構築と書きました)
思ったよりも、初手ドラパルトが出来ず、想定外の事態に序盤の立ち回りが甘くなりましたが、対戦数を重ねる中で、何となく参加者の構築の中身(初見殺しが含まれている、胞子対策がいない等)が分かってきて、終盤になるにつれて構築を扱う練度も増して負けなくなりました。
結果は、マッチング状況からして、恐らく上位が先行逃げ切りをしている体感があった、あまりにも再戦が増えたため、上位入賞は難しいと感じ、1570までレートを上げて撤退しました。
最終13位に行けましたが、スタートダッシュ失敗や途中撤退の後悔が大きく、もっと上に行けたと納得のいかない部分も多いです。でも、前回は真ん中以下の順位でしたので、リベンジは成功して嬉しかったです!
仲間大会はスタートダッシュを決めないと結構入賞は厳しいと感じました。
対戦内容については、多少不利を取っても巻き返した試合が多かったので、サイクル構築に仕上げたのは正解でした。
大変読まれづらく、ミラーに絶対負けない型のハバカミを考案し、それを実践で勝ちに結びつけたのも嬉しかったです。(封印が成功しても負けた試合もあります)
あと、この大会ではカイリューのアンコールをとても上手に使えました。例えば、相手のドドゲザンの不意打ちを透かして、下からアンコールでロックし、神速でひたすら一方的に削ることに成功したり、ヤーティと分かった相手にカイリューのSが勝っていることを確信して、相手の地震をアンコールでロックし、交代を強要させてテンポを取るなど。これらはアドリブで成功させましたが、カイリューを使うなら今後ぜひ覚えておきたい点だなと思いました。
反省点としては、構築全体のフェアリーの一貫が大変なこと。これは暇士さんの配信アーカイブを後から見て、本人からそう言われて気づき、やりたいことやメタを中心にしすぎて構築全体のバランスを欠いてしまいました。実際相手のフェアリー2体選出はほぼ落としてます。
あと、思考を半ば放棄してチョッキセグレイブを入れたこと。ツツミとロトムを過剰警戒してしまい、結果フェアリーとステロを強烈に誘うことになったり、意外と等倍の火力がなくて、撃ち漏らしが多発しました。
色んな方の結果ツイートや対戦内容から感じたのが、上手い人ほどサイクルを回してくること。私の構築がサイクルなのもありますが、構築段階で引き先を用意していたり、ダメージを最小限に抑える工夫や立ち回りをよくされた体感がありました。ここは剣盾末期のサイクル出来ないと思いきや、上位ではサイクルを回して結果を残す人がいることを彷彿とさせました。対面も普通に強かったですが、興味深かったです。
余談ですが、お二人の共通リスナーで、もめん杯に参加した方々へ。
事前考察が混ざりませんでしたか?日付やカードプールが近かったのもあり、私はテラスや技の採用が何度かゴチャゴチャになりました(笑)
自分用ですが、もし読んでくれた方がいたら嬉しいです!!!
【S4】軸にするテツノブジンの開拓考察【備忘録・戒め】
こんにちは。ルルと申します。
レギュレーションCにおいて、私がSVでお気に入りのテツノブジンを軸とした構築で結果を残そうとしたものの、環境の変化や私のリアルの事情でこの記事を書いている5月中に結果を残すのは難しいと判断し、備忘録及び戒めとして軸として開拓を試みたテツノブジンの考察について、今回記事に書いて残そうと思います。
シーズン5で考察・開拓したものなので、仮想敵の開拓や環境の変化もあり、もう期限切れの調整・型ですので、それをご了承ください。
拙い部分、至らない部分はあると思いますが、読んでもらえたら嬉しいです。
【ブジンの開拓前の使用感・性能考察】
まず結果を残したブジン入りの構築から型をお借りして、一通り試してみました。
使ってみてまず思ったのが、ACSがそれぞれ高く、攻撃技も補助技も豊富なため、型の匿名性の高さ故に相手は型の一点読みが出来ず、安定行動を取ってくることが非常に多いと感じました。
そのため、そこから釣り交換で盤面を整えたり、交代読みが決まりやすい等のゲームメイク性能に着目します。
次に唯一の複合タイプであるフェアリー・格闘タイプに着目しました。耐久種族値は低いものの、考察していた時期に流行していたステロダメを半減に抑えられる、レギュレーションCで増えた悪・格闘技を半減以下に抑えられることから、結果を残したのは襷型やブーストエナジー型が多かったものの、サイクル参加性能があると感じました。
そして、調整次第では意外とそんな攻撃まで耐えてしまうのかと言わんばかりの独自の耐性と耐久性能に着目しました。
これら3つが同じ速い特殊アタッカーのパラドックスポケモンであるカミやツツミとの差別化点だと考えます。
【軸となるブジンの型を決める】
ブジンを軸にした構築を作りたいと思い、耐久こそ低いものの、相手側の行動を規定しやすいこと、受けにくい技構成に出来ること、独自の耐性や調整次第ではサイクルも可能なことから、受けと攻めどちらも出来る有限サイクルに組み込む型の開拓を始めます。
回復技を持たないため、アタッカーか補助技主体の型にしようとしますが、速い道連れはケアされやすい、エレキフィールドを含めた積み技は介護しないと隙を作りやすい、腐りにくくケアしにくい技構成で対面性能・サイクル破壊性能を持てることから、アタッカー型として考察を始めます。
ここから最終的に仕上げたブジンの型を紹介になります。
【コンセプト】
・パオジアン・テツノツツミの対面的な処理を行う
・サイクル参加が可能な受けにくいアタッカー
【技構成】
タイプ一致で通りもよく、高火力のムーンフォースは確定。
フェアリーを半減以下で抑える相手には電気技が通りやすいこと、テツノツツミを一撃で倒したかったため、高火力電気技の10まんボルトを採用。(ゼルネアスを使ったときからこの技範囲は非常に優れていると考えています)
ここまでサーフゴーに隙を見せやすい、カイリューがトップメタということもあり、ゴーストテラスが環境に多いため、それらに抜群を取れるシャドーボールを採用しました。(この枠はインファイト、アクアブレイク等も結構強かったので諸説アリ)
残りHP1のパオジアンやツツミを倒す、後続のために襷を潰してから退場できる影打ちを採用します。
エレキフィールドを含めた積み技はいくら耐久調整を施したといえど、積むのは起点作成を交えなければ難しいと使ってみて判断し、積み技は完全にオミット。
道連れやアンコール等の補助技も検討しましたが、受けにくい攻撃範囲にしたかったことから、こちらもオミットしました。
【調整】
161(92)-149(個体値31)-113(20)-171(244)-81(4)-170(+148)
HB:特化パオジアンのつららおとし+不意打ち確定耐え
HD:臆病C252ツツミのハイドロポンプ確定耐え
C:D4振りテツノツツミを10まんボルトで確定1発
H252振りパオジアンをムーンフォースで確定1発
突撃チョッキ持ち無振りパオジアンをムーンフォースと影打ちでそれぞれ最低乱数でちょうど倒せる
H244D12のサーフゴーをシャドーボール86.3%の乱数2発
S:最速ガブリアス抜き
素早さ補正の正確にすることでSの努力値を大幅に節約できます。逆にAやCの補正の性格は最速ガブリアスを抜けなくます。
鉢巻パオジアンと眼鏡ツツミに対するそれぞれの耐久調整は両立が出来ないため、それらを切って、他の相手への勝率を高めるため、この耐久調整を行いました。
【テラスタル】
鋼タイプ
ブジンの5つの弱点を全て半減以下に抑えられる、数の増えたカイリューの神速を半減できる点で採用しました。
ただ、格闘技が飛んできやすい環境なため、出来るだけ切らずに立ち回りました。
ですが、使ってみると確かに強いのですが、意外に弱点をもらいやすく、コレジャナイ感があり、ここは開拓の余地を感じました。
【持ち物】
隠密マント
対面的に処理する際に、パオジアンから怯み確率のあるつららおとし、ツツミのフリーズドライによるこおりの追加効果で上からそのまま倒される場面が多発したため、それらを遮断するために採用しました。
また、相手視点想定出来ないキョジオーン対策になるという利点もあり、特殊型なので鉄壁型にも強く出ることが出来ました。
そして、ブーストエナジーが発動しないため、相手は数の多い襷型をケアしてくるようになります。
【事前に決めたムーブ】
・先述したブジンの優れた点として、相手の安定行動を引き出すため、テラスを切られることが少なかったので、相手のパオジアンはそのままつららと不意打ちを撃ってくるため、それらを耐えて、ムーンフォース連打で勝てるようにしていました。
・ツツミにハイドロポンプかフリーズドライを上から撃たれても、それを耐えて、返しの10まんボルトで倒すかHP1まで持っていき、影打ちで倒します。
・ブーストエナジーが発動しないため、襷をケアして特にツツミはクイックターンを撃ってくるので、ツツミがいたらクイックターンを撃たせないよう2手目以降に出すようにしていました。
・テラスが残ったラスイチのサーフゴーは水か飛行テラスを切ってくることが多かったので(恐らくシャドーボールやはたきおとすのケア)、10まんボルトをテラス読みで撃つことにしていました。
【相性のいいポケモン】
ドオー
ブジンを使っていて、一番面倒な相手はハバタクカミとテツノドクガなので、天然でそれらの能力上昇を抑えつつ、テラスを切らずに見れるポケモンとして、どの構築でも一緒に入れていました。
また、カミのサイコショックを警戒し、Bに厚めの鈍い持ちを使用していました。
構築は最初は有限サイクルでしたが、ドオー等の回復技持ちの受け2体でカミとドクガを倒してからブジンを通す、ブジンで崩しを潰してサイクルで詰める、受け攻めサイクルのような構築を最終的に使い、非常によく馴染んでいました。
【弱点・期限切れの理由】
まず、鉢巻パオジアンや眼鏡ツツミを完全に切っているため、サイクルを回したり、死に出しをし、型や動きをある程度絞り込んでから仮想敵のパオジアンやツツミを対面的処理をする必要がありました。
最大の理由として、シーズン6から仮想敵であるパオジアンの多くがフェアリーテラス及びフェアリーテラバーストを使ってくるようになり、それらが安定行動となってしまったため、これまでとは構築単位で異なる対応が求められるようになりました。
そのため、この型はレギュレーションが変わらない以上、もう通用しないと私は考えます。
【最後に】
好きなポケモンの新しい型を開発し、期限切れまでそれで3桁台で奮闘できたこと大変嬉しかったです。
好きなポケモンで初レート2000や結果を残したかったのですが、改善や新規開拓する間もなく、しばらくポケモンに触れる時間が取れなさそうなので、とても悔しいですが、戒めも込めて記事にしました。
本当に調整や開拓のしがいのあるポケモンでした。調整や事前のムーブ決め等をすごく勉強し、考えたことは今後色々なことに応用出来ると思います。
いつか絶対に環境にも適応し、結果を残せるようなブジンを開発したいと思います。
ここまで読んでいただいた方がもしいらっしゃいましたら、こんな拙い戒めの記事を読んでいただき、本当にありがとうございます。
ここまで読んでくれた方の気持ちに応えられるように精進します。
レシラムゼルネ構築の解説・考察
こんにちは、ルルと申します。
本当はSV発売前にお見せしたかった剣盾ランクマッチの禁伝2体ルールにおけるレシラムとゼルネアスの並び、通称「レシラムゼルネ(レシゼルネ)」についての解説及び考察、それに基づいて私はどのような構築を組んだのか等をお話していきます。
この記事の公開時期もあり、当時この並びを使ったことが無い、そもそも剣盾のランクマッチをやったことが無い方もいらっしゃるとは思いますが、強い動きや並びの見つけ方や、構築の組み方等、参考になる箇所も多いと思い今回制作しました。それぞれ言語化、可視化に成功していると思います。
(私は普段PowerPointを使わない環境にいるため、見づらかったり、スライドに不備があるかもしれません。ご了承ください)
(私自身による一人で行った考察なため、内容の妥当性は担保されていないことを予めご了承ください)
【レシラムゼルネとは?】
禁止伝説を2体採用するとなった際に、その組み合わせは双方の弱点を補える、お互いの攻撃範囲が棲み分けている、一方の伝説をより強く扱える等、意図は様々ですが、この並びはゼルネアスが苦手とする鋼タイプ(特に格闘等倍ポケモン)に対して、それらに有利なレシラムを組み合わせることにより、相手視点受けることが難しい、攻撃的な並びとなっております。
まず、レシラムは基本的に命の珠を持った龍舞型の物理アタッカーで(後述しますが、特殊型も存在します)、炎・ドラゴンの技範囲は半減以下で受けられるポケモンは当時水フェアリー複合のマリルリ、アシレーヌ、カプ・レヒレの3体しかいませんでした。
そのため、受けることは非常に困難であり、龍の舞で積むことによって、上から多くの受けポケモンを倒すことが出来る強力な禁止伝説です。
一方のゼルネアスは環境トップのザシアンに絶対的に不利とはいえ、それ以外の多くの一般ポケモンから禁止伝説までに対し、ジオコントロールを積むことで高い制圧力を有します。一応同じ種族値のイベルタルと同様、物理型も出来ますが、ジオコン型が強すぎるためか、最後まで現れませんでした。(ただし、岩雪崩を仕込むなど物理技採用は度々見受けられました)
この物理珠レシラムとジオコンゼルネの並びは禁止伝説2体ルールのみならず、禁止伝説・幻解禁ルールにおいても採用され、最終2桁の結果を残しています。
しかし、この並びは対面的な並びであり、交代することが困難なため、無茶な突っ込み、死に出しをせざるをえない場面が発生しやすかったです。
加えて、レシラムもゼルネアスも積みアタッカーであるため、メタモンによるコピーがキツく、選出や立ち回りの幅が窮屈になりがちでした。剣盾終了後に思ったのですが、この禁止伝説2体、特に珠レシラムは受けが困難だったため、メタモンの存在でバランスが取れており、そこまでヘイトを買わずにいたのかなと思いました。
そして、環境トップの並びザシアン×カイオーガ通称ザシオーガは天敵と呼べるほど勝てない相手でした(過去形)。レシゼルネを使った方にリプやDMでお話を伺いましたが、皆さん口をそろえてザシオーガはキツいとおっしゃっていました。
レシラムゼルネは大きく3つの形に分かれます。分類や命名は私が勝手に行いました。
まず、サイクル型。これはアタッカーであるジオコンゼルネと優秀な受け駒であるラキヌオーの組み合わせに物理珠レシラムを加えた、対面性能を持ちつつ、引き先が用意された型です。レシラムゼルネで一番最初に最終2桁を取った構築になります。
しかし、この型の運用は受け駒への対策つまりラキヌオー対策に弱くなりやすく、特に5月以降数を増やしたゴチルゼルに何らかの答えを用意する必要がありました。
次に壁展開型。これは主にオーロンゲ等を用いて、両壁を貼り、物理珠レシラムかジオコンゼルネアスで積極的に積み技を使用して、壁があるうちに高火力で攻め込んで有利をとる構築です。この型はゼルネアスと日食ネクロズマの組み合わせ、通称ゼルネクロと構築が似通る点が多いのも特徴的でした。
メタモンも壁を活用することで、コピーされてもある程度対応することが出来ます。
この型も最終2桁を取り、その後も別の方が最終3桁の結果を残しました。そもそもレシラムゼルネは使用率が少ないですが、構築記事の数、私がマッチングした相手の型から、恐らく最も使用された型ではないかと思います。
壁構築、積み構築の宿命になりますが、壁破壊技(画像のザシアンはサイコファングをイメージ)や急所で一気に瓦解してしまう点に注意を払わなければなりません。
そして、特殊型。これはジオコンゼルネと、物理珠型ではなく、レシラムをチョッキ持ちの特殊アタッカーとして運用とする特殊禁伝2体による並びです。レシラムの高い特攻を活かし、チョッキを持つことで対面性能を底上げした型となります。また、特徴的な点として、鋼飛行ポケモンの採用が見受けられました。
ほぼ毎シーズン最終3桁に存在し、最後まで使用していたプレイヤーは2人いらっしゃいました。
禁止伝説2体を特殊型で運用する関係上、特防の高いポケモンに対して、何かしらの回答が要求されます。使用した方々のお話や構築記事によると、ホウオウは特にキツイとのことでした。
余談ですが、このルール終了後、この型をより強く使えないか考察しました。私としては、レシラムの持ち物をドラゴン技半減実であるリリバの実にし、ウオノラゴンを採用し、岩技とチョッキを持たせることで、レシラムコピー、ホウオウ、ラッキー、ムゲンダイナに強く出られるのではと考えます。
これらのことから、レシラムゼルネは非常に広い攻撃範囲と高い火力を有するも、シビアな立ち回りの要求、使用率の高いメタモンやザシオーガが苦手、それぞれの型による弱点を迫られることから、禁止伝説2体の並びの中でも難易度が非常に高い部類かと思われます。
私も構築が似通りやすいゼルネクロの方が使いやすいと感じ、普段レシラムゼルネを使わない配信者の方が企画等で使用した際に難しいとおっしゃったことからも伺えます。
【レシラムゼルネのラストピース、ランターンの解説】
前述したようにレシラムゼルネはカイオーガ軸、特にザシオーガに一方的に不利な並びでした。(サイクル型のみ構築記事によれば、不利ではないとのこと)
禁止伝説2体同士の相性が不利な関係上、一般枠にカイオーガに強いポケモンを割かなければなりません。
私自身もかなり色んなポケモンを試し、レシラムゼルネを使った配信においても、かなりのトライ&エラーを繰り返されていましたが、しっくり来るものはありませんでした。
カイオーガ対策だけすればいいというわけではなく、カイオーガ側もトリトドン等のカイオーガ対策枠を相手した時に、ザシアンに交代するため、ザシアンへの交代、ザシアンへの対面をどうしなければならないかという課題もありました。
そして、ザシオーガ側はカイオーガ対策枠が来るタイミングで釣り交換を行うプレイングによる対策、カイオーガ対策枠を影踏みでキャッチし、コスモパワーを連打で嵌めるゴチルゼルによる対策が見受けられ、ゴチルゼルへの課題も浮き上がりました。
そのため、カイオーガ対策枠にはザシアン、ゴチルゼルをどうするかという難題を突き付けられ、ザシオーガを天敵のままレシラムゼルネを終えるかと思っていたところ、
S33の最終日の数日前にバドホウオウの解説動画が上がり、その中でカイオーガ対策枠にランターンが候補として挙げられていました。
カイオーガ対策枠の考察に限界を感じていた当時、ランターンは私には思いつかず、使用率の低さから疑っていたものの、もう他に候補はいないと、藁にも縋る思いでランターンを試します。そこで驚きの性能を目にしました。
ランターンはこれまでのカイオーガ対策枠の中でも一線を画す性能を有しており、カイオーガの技2タイプの内のどちらかで回復できる特性、対面操作、カイオーガの身代わりを一撃で破壊する電気技、カイオーガへの遂行速度が高い点は特筆すべき点です。
カイオーガへの遂行速度が早いことにより、相手の唯一の安定択である絶対零度の試行回数を減らすことに繋がり、運負けを減らすことが出来ます。逆説的にカイオーガの絶対零度がどれだけ恐ろしいか思い知らされました。
このランターンはレシラムゼルネのカイオーガ対策枠に求められていたザシアン・ゴチルゼルへの回答も有していました。
ボルトチェンジによる対面操作でザシアンとゴチルゼルに有利なポケモンを後出しすることができ、カイオーガはランターンが苦手なこともあり、一方的に有利なサイクル戦を仕掛けることが出来ました。役割論理や受けループに近い感覚で使用するため、非常に扱いやすかったです。
このランターンの採用でレシラムゼルネは天敵ザシオーガを克服、否、カモりだしました。
私はランターンを採用してから、落とした試合は相手の強気な釣り交換を通してしまい、択を誤った試合以外、全てのザシオーガ構築に勝ちました。ガチ構築にメジャーでないポケモンを入れること、ボルトチェンジサイクルを入れるのは初めてでしたが、その不安を振り払うのに十分な活躍をしてくれました。
最終日に同じくレシラムゼルネを使用し、カイオーガ対策枠に困っていた配信者様にこのランターンのことを伝え、カイオーガ入りにほぼ全勝したとの報告を聞いております。
(私は事情があって、その配信者様のメン限に加入しておらず、最終日に実際どのように運用していたのかは存じ上げません。画像のメタモンの枠がエアームドになっていたのかなと推測しています)
型が異なるそれぞれのレシラムゼルネにランターンを採用したことで、どちらもザシオーガにほぼ全勝したことから、レシラムゼルネにランターンの採用は正解であると私は考えます。
その配信者様から結果を聞いたとき、先人たちが成しえなかったザシオーガ対策を克服したことに強い感動を覚えました。本当に嬉しかったのは今でも忘れませんし、元々可愛いなぐらいに思っていたチョンチーとランターンが大好きになり、Pokemonfitを買ったほど強い愛着を持っています。
【新型レシラムゼルネの開発】
ここからは私自身の新たなレシラムゼルネの構築の開発経緯の話になります。強い動きの見つけ方、構築作成の一助になれば幸いです。
私は7世代ぶりに対戦に復帰し、2カ月ほどで、2022年5月にゼルネクロを使用して最終日朝に瞬間レート1852、452位まで行きましたが、ダイマックスの使い方、ゼルネクロとのミラーで全て負ける等、練度面での弱さが目立ちました。
私はROMを保存しない主義ですが、剣盾最終三桁は実績としてせめて持っておきたかったので、最終三桁を目指す構築を考え始めました。使いやすいザシアン構築は練度の差からミラーに勝てないだろうため、比較的練度の高いゼルネアスを主軸とした構築を組むことに決めたところ、ある試合を目にします。
(画像出典元:バンビーチャンネル、Umbraチャンネル)
それは7月に剣盾日韓交流戦。最終戦で韓国側のSnowpartyさんが使用した構築はゼルネアスを使用し、バンギラスの砂を組み合わせたもので、最終6位を取った構築で臨んだバンビーさんに一方的に有利な展開を仕掛けていました。
試合後の控室の配信で「ゼルネ+砂が勝てない」という発言を聞き、この並びに可能性を感じ、それを意識した構築の作成を始めました。
(個人的な考えですが、どんな人の対戦に関する雑談や愚痴は聞き得だと思います。本人にとって、その場限りの言葉であっても、自分では思いつかない、経験できないような参考になることは意外とあり、既に聞いて納得していた話であればそれは頑強なエビデンスになりうり、参考にならなければ反面教師になりますし)
「ゼルネ+砂」を意識しつつ、ゼルネアスと組み合わせる伝説は何がいいか考えたところ、難易度こそ非常に高いものの、当時使用者が実質2人(最終的にもう1人)しかいないことにより、ミラーが発生しづらく、練度の勝負になりにくいレシラムを使用することに決めました。
まず、私が検討したのはレシラムの型。メタモンに弱いものの高い破壊力を持つ物理珠レシラムか、配信で見慣れていたチョッキ特殊レシラムにするか。
どちらも試しましたが、最終的に環境に多くいる対ラキヌオー、ホウオウ性能を評価し、物理珠レシラムでの使用を決めました。メタモンについては、ゆっくり実況者のスーさんのレシラムゼルネ動画でコピーされたレシラムのいなし方があり、それを参考にし、立ち回りで対応することにしました。
しかし、ここから構築作成は難航します。そもそもレシラムゼルネの構築自体が希少であり、参考に出来るものがあまりなく、そこからどう組むか非常に悩みました。
そこでふと、あることに気付きます。物理珠レシラムと同じSラインと特性、龍舞による積みを行い、上位で結果を残しているゼクロムの構築を参考にすればいいのではないかと。
それから私はゼクロムの構築記事をとにかく読み漁りました。そこである構築記事を目にします。
それが最終2位を取り、その次のシーズンにレンタルで最終3位を取ったゼクロムオーガの記事です。
このゼクロムオーガは積み・対面・壁・サイクルが全て取り入れられており、非常に高い完成度を有していました。
まず、感銘を受けたのはアローラキュウコン。絶妙なSラインによる素早さ判定、壁展開、ゼクロムを使う上で面倒な襷ガブリアス・ウーラオスを1ターンで処理できる、零度による壁枯らしへの牽制等。
私は何より、キュウコンが降らせる霰によって、可能性を感じた「ゼルネ+砂」を再現できることに気付きました。
また、キュウコンが壁展開を行うことでレシラムゼルネの型の1つである壁展開型の再現が行えることにも気付き、採用を決めました。
加えて、キュウコンで壁を貼ってから、メタモンに素引きすると、急所に当たらない限り、安全に目の前の相手をコピー出来る強力なムーブをゼクロムオーガの解説動画で知り、相手のゼルネアスを鋼タイプを採用せずに見れる、ザシアンの選出を強制させるゼルネアスとシナジーがあるメタモンも採用しました。
この経験から、もし並びや構築の作成に行き詰ったときは、既に採用が決まっているポケモンと技や特性、種族値が似ている・同じポケモンが採用されている構築を参考にしてみるのは有用な手段かと思います。私もゼクロムオーガを見なければ、キュウコンの採用を始めとしたこれまでにないポケモンや動きを取り入れることは無かったでしょう。
私はこの経験及び方法はどの世代のどのルールでも通用すると考え、今後積極的に行っていきたいと考えています。
そして、最終的に完成した構築はこちらの【SWSH】小雪レシゼルネfinale【最終944位 R1809】 - ruruaqua's memory (hatenadiary.com) になります。
従来のレシラムゼルネと比較した際、「ゼルネ+霰」によるダイナ系統の構築に対する絶対的な強さ、エスパー無効のブラッキーとボルトチェンジ採用のランターンによるゴチルゼル耐性のあるサイクル戦が可能といった独自性が挙げられます。
また、物理珠レシラムは意外と相手の日食ネクロズマを倒せない、ランドロスの威嚇に弱いという点が目立ち、下降補正にしてもAとCの実数値がさほど変わらない、炎技を撃つ相手は特防の方が低いことが多い、非ダイマ時でも自傷を気にせず立ち回れることから、フレアドライブをあおいほのおに変更しました。
個人的にこれはダイマ前提の運用をする物理珠レシラムにおいて、革命的ではないかと思います。
対面操作と壁からの素引きによるサイクル、キュウコンによる壁展開からの強引な積み、物理珠レシラムにあおいほのおを仕込んで特殊レシラムの動きを取れることから、サイクル型、壁展開型、特殊型の3つのレシラムゼルネの要素を組み込んだ構築となりました。
正直、当時3ヶ月しか剣盾のランクマッチをやっていないため、レート2000、2桁を目指すのはどんな構築であっても練度的に困難であると考え、見た目を重視しつつ、実用的な構築として組んだ意図があります。
寒色統一、美しい・可愛いポケモン統一ですかね。
これには新たなランクマのルールが開催されるたび、好きなポケモンの採用や見た目がオシャレな構築を組むのが困難となり、諦めを感じ、ランクマを潜れなくなった方々の希望やエールになれるように組みました。
このルールでも出来るよって。それもあって、ある程度の実用性を示す最終3桁は絶対に成し遂げなければいけない気持ちで臨んでいました。
結果は、12000位まで溶かしたROMを最終日の夜から上げて、時間が足りなかったこともあり、最終3桁にギリギリ残れるだろ順位でROMを保存し、最終944位で終えました。
結果は何とも言えないかもしれませんが、最低目標は達成し、分析・考察・構築制作・立ち回り・選出において、かなり学びを得た構築であり、結果以上のものは得たと思っております。
ちなみに今構築を見直すならば、ゼルネアスの身代わりをかみなりに変更するくらいかと感じます。
【謝辞】
レシラムゼルネの並びを使用し、構築記事を執筆してくださった皆様のおかげで今回の解説を行うことが出来ました。
本記事を製作する当時まで、記事を残していただいたことに心より感謝申し上げます。
【お願い】
私個人の記事ということもあり、実際に使用された構築記事の引用、使用者の明言を避けております。
もし名前の明記や記事の引用をしても構わないという方がおりましたら、一報いただけると幸いです。
【SWSH】瞑色HCゼルネアスサイクル【S35使用構築】
こんにちは。ルルと申します。
最終日の未明にオープン配信に二度映り込む等の完全な型バレや最終日の翌日に大事な用事があるため、最終日の半ばで撤退を決めて、備忘録として構築記事を執筆しました。
私はプレイヤーの力量次第で非常に大きな爆発力を引き出せるHCゼルネアスをこの環境でどうしても使いたくて、現環境でそのゼルネアスを主軸とした構築を組み上げました。
個人的には納得いくまで構築を組めたのもあり、それを伝えたいという思いから記事を執筆しました。読んでもらえると嬉しいです。
【コンセプト】
・過去のルールで最終1桁、2桁を取ったHCゼルネアスを現環境でも通用するように構築の開発
・現環境でラスカゼルネアス、壁ゼルネアス以外の型のゼルネアスの活躍させること
【構築経緯】
このルールはストレスを非常に感じやすく、そんな中でも使っていてストレスがなく、一番楽しかったポケモンが完結された調整と技構成を持つHCで、それを主軸とした構築を組むことに決めました。
↓
過去の経験から、HCと非常に相性がよく、現環境でも活躍が見込めるスカーフの採用を決めました。
↓
HCが本領を発揮するのは、壁構築でも起点作成を織り交ぜた展開構築でもなく、サイクル構築だと考えていて、現環境で引き先として最も汎用性があると感じたHBを採用します。しかし、これでは相手のに押し負ける可能性も加味し、に強いもう一つの引き先を考えたところ、チョッキが最適と考え採用しました。
↓
ここまで構築全体が低速気味であることから速くてHPのあるポケモンを考えたところ、HSが汎用性なども考え、最適と思い採用しました。
↓
ここまでの並びは相手のとへの対策が甘く、全抜きを許されやすいので、耐性と火力に優れたCSを採用し、この構築は完成しました。
【個体解説】
ゼルネアス@パワフルハーブ
ザシアン@朽ちた剣
カイオーガ@ゴツゴツメット
207(252)-106(0)-148(196)-170(0)-166(48)-112(12)
ぽけっとふぁんくしょん!ゼクロム@とつげきチョッキ
207(252)-198(76)-143(20)-126(0)-132(92)-119(68)
ぽけっとふぁんくしょん!イベルタル@いのちのたま
メタモン@こだわりスカーフ
【選出・立ち回り】
基本選出はになります。ただ、このルールを経験なさった方ならわかると思いますが、基本選出を決めていても、実際の選出は相手によってアドリブでだいぶ変わました。
主にサイクルを回して、の通りをよくしていき、ジオコンを積んで全抜きしていきます。鋼3体選出にも全然勝てます。または、サイクルを回して相手の積みアタッカーの積みを誘い、でコピーして全抜きします。
また、選出面において、
・は初手から入られやすいので、初手はを選出
・入りは主にで見ます。
等の事前に決めていた選出は用意していました。
【キツイポケモンや並び】
【感想】
【後語り】
【SWSH】小雪レシゼルネfinale【最終944位 R1809】
はじめまして。ルルと言います。
伝説2体ルールは終わりましたが、それでも好きなポケモンを入れたい、美しい、可愛い構築を組みたい方の一助になれるよう構築記事を執筆し、公開に至りました。
本記事は以前書いた小雪レシゼルネ - rurublue’s diary (hatenadiary.com)からのいくつかの変更点を加えたものでありますが、初見の方にも全て把握してもらえるようにあちらに書かれていたこと、メモしていた内容も含めて書けることは執筆したので、構築記事としては長くなってしまいましたが、要所だけでも読んでもらえると幸いです。
この構築は見た目を重視しつつ、3桁以上を目指す構築として組まれて、プレイングの難易度が非常に高いものの、受け構築とメタ構築に絶対的な有利な構築となっています。
恐らくレンタルチームずっと公開しているので、もし興味がありましたら全然使用していただいて構いません。
*サムネ映えの関係でトレーナーカードのメタモンを色違いにしておりますが、実際は通常個体で使用しております。
【コンセプト】
・見た目が美しいポケモン、可愛いポケモンのみを使用した構築で環境でも勝てる構築にする
・レシゼルネの構築の新規開拓
・採用されるポケモンこそ違うものの、ほとんど構成が通ずるゼルネクロでは出来ない独自の強みを持つ構築を組み上げること
【構築経緯】
私は元々ゼルネクロを使用していましたが、地面等倍以下の鋼タイプへの勝率が低く、ミラーやホウオウが増えたので、ゼルネクロを使う事を諦めましたが、私がこれまで使った伝説で一番練度が高いのがだったため、を軸にした構築を作ることにしました。
↓
7月に開催された剣盾日韓交流戦にてSnowPartyさんが使用していた(厳密には選出されていません…)+スリップダメージの並びが非常に印象に残り、この並びをぜひ使ってみたいと思いました。
と組む伝説としてゼルネクロの反省から地面等倍以下の鋼タイプに強いポケモンを探した時、組み合わせたときにミラーがほぼ発生しないことと元々相性がいいとされているを採用することにしました。
↓
と組むは物理と特殊のどちらもいるものの、特殊にするとホウオウが重くなること、二桁で結果を残しているのが物理型しかいないことから物理で運用することに決めました。
ただ物理は竜の舞を前提としていて、それで結果を残したという構築が非常に少なかったため、結果を多く残しほとんど似た動きをする竜の舞型の構築記事をとにかく探して読みました。そこでs28にて2位を取ったえもちこんさんの構築(【S28最終2位レート2139】雷鳴ゼクロムオーガ - ٩( ᐛ )و (hatenablog.com))を見つけ、でもほぼ似たような動きが出来るのではと考え、えもちこんさんの構築を参考に組むことにしました。
↓
物理が竜の舞を使って運用する場合に壁がほぼ必須なことと、上記でお話した+スリップダメージが再現出来ることから参考元の構築記事でも使われていたを採用することにしました。
↓
が出せない場合にが重いことや、相手の積みアタッカーへの切り返しとしてを採用することにしました。
↓
ここまでの並びでほぼ構築が完成されていましたが、初手のスカーフアタッカーに対して確実に1匹持っていかれてしまうので、えもちこんさんの構築と同じく初手の出し負けをカバー出来るポケモンを用意することに決めました。
そこでに強いとに強い万能傘持ちのを採用することにして、一旦構築が完成しました。
↓
しかし、壁要員の存在や他のポケモンの並びからがほぼ確実に物理型と見破られ、火力があまりないことを知られた上で立ち回らざるを得ないことと、が以外に全く役割を持てないことから構築にほとんど勝てないという課題が発生しました。
そこでを物理での突破力を兼ね備えつつ元の特攻の高さを十分に生かす両刀型に型を変更し、を対面操作が出来てゴチルゼルにも対応出来るに変更して、最終日前日に本構築は完成しました。
ここまで読んでみてもらうと分かるのですが、この構築は既存のレシラムゼルネ構築のブラッシュアップというよりも、ゼクロムオーガの派生形という方が近いです。
ちなみに最初にレシゼルネを使って上位で結果を残した構築(【ポケモン剣盾シングル S29 最終79位 レート2000】双璧のレシラムゼルネ~復活のメガリザX~ - ポケガーデン (hatenadiary.com))がありましたが、ラキヌオーで荒すことは当時よりゴチルゼルが数を増やしているため、その戦術は採用しませんでした。
【個体解説】
ゼルネアス@パワフルハーブ
HB:陽気イベルタルの命の珠ダイスチルを確定耐え
C:特化
S:ジオコントロールを積むと素早さ+1のエースバーンを抜ける
参考元↓(許可を取っています)
【ポケモン剣盾シングル S29 最終79位 レート2000】双璧のレシラムゼルネ~復活のメガリザX~ - ポケガーデン (hatenadiary.com)
元々CSベースのムーンフォース、かみなり、気合玉を使っていましたが、ダイスチルで返り討ちにするイベルタルが増加したのでダイスチルを耐えるこちらの調整を見つけ、そのまま使用しました。ただ環境の中にいるゼルネアスの中では遅い部類に入りますのでミラーの際はかなり意識して立ち回りました。
技構成については、環境が進むにつれてホウオウが増加し、それを意識してかみなりや岩雪崩を採用していた時期もありましたが、そちらはレシラムで対応するので、ラッキーなどに対応出来るように最終的に参考元と全く同じものにしていました。
この調整と技構成のゼルネアスは私が確認した範囲では上記の構築記事が初出で、最終2位を取った個体やSnowPartyさんが使用していた個体も全く同じでしたし、個人的には技も調整もこの環境においてはこれが結論だと思います。調整も技構成もバレていても強いのが本当に素晴らしいです。
フェアリーオーラ特化ムーンフォースは半減の相手でも押し切れるので特化は本当に強かったです。
レシラム@命の珠
結果を残された方で岩技を採用している方もいらっしゃいましたが、コピーされた際に逆鱗で技を固定させるために意図的に採用しませんでした。
ダイマックスをしたコピーレシラムのいなし方はこちらの動画を参考にしていました↓
キュウコン@きあいのタスキ
149(4)-×(0)-95(0)-133(252)-120(0)-177(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
S:最速ガブリアス意識
H:余り
原案にあったゼクロムオーガとほとんど同じで壁要員や、初手でのS判定、霰によるスリップダメージ展開、アタッカーなどの様々な役割をこなしてくれました。壁要員の中でも相手の壁枯らしを許さないという独自の強みがあると思います。
霰が本当に優秀で、スリップダメージによって、マンムーとマニューラ以外の襷を潰したり、ゼルネアスの天敵のヌケニンを倒したり、陽気レシラムではミリ残しになって一撃で倒せない相手を倒すことが出来る等のレシゼルネにとって手の痒い部分に手が届く天才的なピースでした。
本家同様HP1でも残しておくと、霰や壁の再展開が出来たり、相手の低速な後続のポケモンを抜群が付きやすい技範囲で倒したりできます。
ブラッキー@たべのこし
HD:黒バドレックス意識で特防特化
B:余り
ゼルネアス、レシラム、キュウコンだけでは上からアストラルビットを撃たれるだけで試合が終わってしまいますし、メタモンでコピーしてもスカーフ所持率が高くて同速勝負になることから、黒バドレックスメタとして入れました。構築的に映えるかなと思い色違い個体を採用しています。
技構成も調整も持ち物も一般的なものを採用していました。ブラッキーを選出した試合はTOD展開になることも多々あったので、回復技のPPが多いこの技構成でいいと思います。
シンクロによって欠伸ループに嵌められない状況になってしまうことや、怯みでの突破を許さないように特性は精神力にしました。
黒バドレックス対策枠はガオガエンがメジャーですが、この構築で採用してしまうと岩技(特にステロ)の一貫が大変なこととなることと、欠伸で対面を操作したい場面があったために採用しました。
バドザシ、バドホウオウ等の黒バドレックス入りには基本的に出すように心掛けています。ただ上手い人ほどこの構築に黒バドレックスを出さないため、時には黒バドレックス出ない読みで敢えて選出しませんでした。ただ読みを外すと苦しい試合展開になります…。
ランターン@とつげきチョッキ
223(180)-×(0)-78(0)-106(76)-140(252)-87(0)
ぽけっとふぁんくしょん!
メタモン@こだわりスカーフ
【選出・立ち回り】
基本選出はに決めていましたが、有利な構築と初見やマイナーな並び以外にはあまりしませんでした。一応この並びにはこの選出というのは事前に考えていたものの、取り巻き次第でアドリブでかなり変更していました。ただ再戦で全く異なる選出をしても勝てることから、自分の構築と相手の構築への十分な理解があれば、絶対にやってはいけない選出をしなければどの構築にも勝てるポテンシャルはあると思います。(そのため、環境に存在する結果を残した並びは一通り試しました)
選出及びプレイングに関しましては、か、時にはを通すこと、をとにかく主軸として、それ以外のポケモンで通しにくい相手を担当してもらうように意識していました。
ももに非常にコピーされやすいため、身代わりでコピーを予防する、切り返せるようにダイマックス権を残しておくようにしていました。というより、原則としてこちらからダイマックスを切らないようにしていて、初手ダイマックス等はほぼしませんでした。
以下が事前に決めておいた選出とそれらに対する立ち回りになります。ただ絶対にこの選出一択という絶対にこれといった選出はあまりないです。
対 選出or@1
基本的にこれで何とかなりましたが、カバルドンがいるとキュウコンをメタモンにしたりもしていました。 バドザシはHSザシアン少ない印象を受け、メタモンが通った試合が多くありました。
上手い人は黒バドレックスを出してこない傾向があり、順位から実力を推測し、ブラッキーを選出しないこともあったのですが、最終日では実力問わず、よく出されたのでブラッキーは絶対に選出しました。
対 選出 @1
これまでは雨のせいでキュウコンで壁を貼れなかったり、レシラムの炎技でザシアンが倒せないなど、環境の並びの中で一番キツく勝率が5割を切る並びでした。しかし、ランターンの採用により革命が起きました。
大体初手ザシアンが来るので、初手メタモンでコピーして一度突っ込み、交代を強制するか、荒す等して、カイオーガが出てきたらひたすらボルトチェンジでサイクルを回して一生有利対面を作り続けて伝説のどちらかを通していました。 そもそもどんな型であってもレシゼルネ自体がそもそもザシオーガがキツいとのことでしたが、ランターンの採用によって安定性が非常に増し、2日間しか使っていませんがカイオーガ入りの構築にほぼ全て勝ち、負けたのはプレミした1戦のみでした。
対 選出or
伝説がそれぞれ有利なため、基本的に勝てます。壁を貼って、レシラムで舞えば大体勝てましたが、 慣れたら後者で戦っていました。傾向的にイベルタルの選出率は低めでした。
対選出
超有利です。キュウコンで壁を貼って、相手の選出に合わせて、どちらかを選んで積んでいき、殴り合いを制します。アタッカーも受けも不利を取りません。
対 選出
オーロンゲ入り以外は大体初手日食ネクロズマなので、そこにレシラムを合わせたり、サイクルを回して炎技を当てていき、ゼルネアスはこちらが先にゼルネアスで積んで対応したり、メタモンでコピーして勝ちました。
対 選出or
基本的に壁を貼るかサイクルを回してレシラム舞ってしまえば、サイクルを崩して、そのまま勝てました。この構築の厄介なところは人によって選出が全く異なることで、選出読みが逆にほとんど出来ず、相手の構築の中から選出されたら重い順に選出していました。ただ相手もプレイングの難易度が高い構築で、こちらはあまりメジャーな構築ではないのであまり強くない選出をしてくれて比較的勝ちやすい部類でした。ただし、上手い人には負けます…。
傾向としてこの構築は上手い人ほどバドレックスを選出しませんでした。
対選出
基本的に初手日食ネクロズマなので、キュウコンで上記にあった日ネクに零度を撃ってから壁を貼り、レシラムを投げて物理型と偽装させて、レシラムが龍舞する読みで居座るので、そこをあおいほのおで日食ネクロズマを倒します。日食ネクロズマがいなくなれば、ゼルネアスの通りが凄まじくよくなるため、後は積んで勝ちです。
対系などを含めた様々な並びのメタ構築 選出
7月から流行り、最後まで時々見かけたメタ構築。絶対に勝てます(一度プレミで負けましたが…)。 相手からすると、ゼルネアス+霰、特性貫通の積みアタッカー、一撃技などのとにかく相手にしたくない要素がたくさんあるので、相手視点ほぼ無理なため、一番楽に勝てました。 ヌケニンもゴチルゼルもこの構築では有利な相手です。バンビーさんが6位を取り、剣盾日韓交流戦で使用した構築の枠の1つがエアームドに変更されている構築にも全然勝てました。
【キツいポケモンや並び】
初手に出される電磁波持ち
初手に来たに完全に対応出来るのがゼルネアスしかいませんし、後ろからザシアンが来ると後手に回されて本当に厳しいので、相手の並びから型を予測してピンポイント当てないと負けです。酷いときは初手キュウコンでひたすら零度押してました。
一番キツい伝説の並びは断トツでこれでした。初手ザシアンにメタモンを合わせて流れを取りに行くか、キュウコンで壁を貼ってレシラムで積んで2タテを狙うしか勝ち方が分からなかったです。上手い人のザシホウオウには最後まで勝てませんでした。最終日に当たらなかったのが吉でした。
初手ダイマックス型以外はダイマックスされる前にレシラムの炎技やゼルネアス+2ムーンフォース当てるぐらいしか勝ち筋がなく、プレイングで駆使して何とか倒していました。ただバドレックス側も立ち回りは対策はかなり確立されている印象で上手い人のバドレックスには勝てませんでした。
【本構築の評価点】
主に他のメジャーな構築、結果を残した構築との比較からこの構築の評価出来る点を記載します。
・ダイナホウオウと受け系の構築とメタ系の構築に対して非常に高い勝率を誇ること(負けることも当然ありますが、それでも9割を超えていました)
・ミラーの発生が数えるほどしかなく(終盤はたまに当たりましたが、最終日はいませんでした)、ミラーをケアする必要がほぼないこと
・仮に既存のレシゼルネ構築を知っていても、こちらはゼクロムオーガの派生として組まれたため、これまでのレシゼルネでは採用されなかったポケモンの存在やそちらでは出来なかった動きを取れるので、相手の事前情報に囚われないこと
・運に依存する要素が非常に少なく、こちらからの運負けはほぼなかったこと
【反省点・課題】
私自身のプレイング及びプレイスタイルについても記載します。
・基本的にプレイングの難易度が非常に高すぎること。有利な構築は決まった動きの存在や有利なポケモンが多いのであまり気にしなくていいものの、それ以外の構築については高耐久及び回復が出来るポケモンが少ないため、被弾は最小限にしなければならないこと
・ザシアンへの引き先を一切用意していないため、ザシアンに不利な対面を作るとほぼ詰みなので、ザシアンに対してはプレイングへの依存が大きいこと
・特にホウオウナットなどレシラムの負担が大きい構築では霰ダメージ、命の珠ダメージ、相手からの被弾等のHP管理が非常にシビアなこと
・既存の伝説2体の並びの中でも恐らく最も相手のメタモンが重い構築なので、それをとにかくケアしながら立ち回らなければいけないこと
・使用者である私が壁構築、積み構築が非常に苦手なこと←
【結果】
私は1ROMのみで参加していて、8月22日まで3桁にキープはしていたものの、そこから試行錯誤の際に非常に溶かしてしまい、最終日の2日前には20000位までいってしまいまったものの、そこから最終日まで4000位まで何とか上げました。
最終日の夜中には500位~2000位の間で試合をしていました。朝8時ぐらいに3桁後半で試合していたものの撤退している方も多くて、強い方しか残っていなかったので、これ以上順位を上げることは難しいと判断し、ギリギリ3桁残るラインで撤退しました。
TN:ユウリ
順位:944位
レート:1809
大したことのない順位なのかもしれません。ただ私は2000チャレの経験などはあるのですが、そこでROMを止めたことはなく、最後まで溶かしても挑戦し、最終的にあまり誇れない成績で終えていて、これまで最終順位・レートは言ったことはありませんでした。
次のルールは参加を見送る方も多いので、今回でここまでの人口でやれる剣盾のランクマッチは最後かもしれないので、最低でも最終3桁は取ることには目標にしていたのでここで止めました。
【感想】
非常に扱いが難しい構築でしたが、ファン・趣味要素を兼ね備えつつ、ちゃんとメジャーな構築にも勝ちつつ、受け構築とメタ構築には絶対的な有利な構築を組めたのはとても嬉しいです。
この構築はオーロンゲやナットレイなどを入れてしまうと、使っていたからわかるのですがゼルネクロでよくなってしまうため、ゼルネクロで採用されないポケモンを採用し、目標通り独自の強みを持つ構築になったのも良ポイントかなと。
プレイング次第では10名以上の2桁の方にも勝てたため、プレイング次第で上位で結果を残すポテンシャルは秘めていると思います。そういう意味では、私の練度不足でもっと上にいけなかったことは大変悔しいです。
ポケモン対戦自体はまだ引退しないので、時間が確保できたときには、今度こそは2桁またはレート2000を取りたいと思います。
【謝辞】
原案となったゼクロムオーガを作り上げたえもちこんさん、結論ともいえる調整と技構成のゼルネアスを生み出したトッポさん、扱いやすく対面操作も出来るランターンを開発したピクルスさん、これらを世に出してくれて本当にありがとうございました!!
最後までレシゼルネを使い3桁~1000位台でランクマ配信をして、レシゼルネの可能性を見せてくれた上に、参考になる試合をお届けしてくれた紫代マキノさんには感謝しています。モチベーションの維持にも繋がりました。ランターンの情報提供で少しでも恩を返すことが出来たにであれば幸いです。
何かありましたら、コメントに書きこんでください。
初手ダイマックス型以外はダイマックスされる前にレシラムのダイバーンやゼルネアス+2ムーンフォース当てるぐらいしか勝ち筋がなく、プレイングで駆使して何とか倒していました。ただバドレックス側も立ち回りは対策はかなり確立されている印象で上手い人のバドレックスには勝てませんでした。
【本構築の評価点】
主に他のメジャーな構築、結果を残した構築との比較からこの構築の評価出来る点を記載します。
・ダイナホウオウと受け系の構築とメタ系の構築に対して非常に高い勝率を誇ること(負けることも当然ありますが、それでも9割を超えていました)
・ミラーの発生が数えるほどしかなく、ミラーをケアする必要がほぼないこと
・仮に既存のレシゼルネ構築を知っていても、こちらはゼクロムオーガの派生として組まれたため、これまでのレシゼルネでは採用されなかったポケモンの存在やそちらでは出来なかった動きを取れるので、相手の事前情報に囚われないこと
・運に依存する要素が非常に少なく、こちらからの運負けはほぼなかったこと
【反省点・課題】
私自身のプレイング及びプレイスタイルについても記載します。
・基本的にプレイングの難易度が非常に高すぎること。有利な構築は決まった動きの存在や有利なポケモンが多いのであまり気にしなくていいものの、それ以外の構築については高耐久及び回復が出来るポケモンが少ないため、被弾は最小限にしなければならないこと
・ザシアンへの引き先を一切用意していないため、ザシアンに不利な対面を作るとほぼ詰みなので、ザシアンに対してはプレイングへの依存が大きいこと
・ホウオウナットなどレシラムの負担が大きい構築では霰ダメージ、命の珠ダメージ、相手からの被弾等のHP管理が非常にシビアなこと
・既存の構築の中でも恐らく相手のメタモンが重いので、それをとにかくケアしながら立ち回らなければいけないこと
・使用者である私が積み構築が非常に苦手なこと←
【結果】
私は1ROMのみで参加していて、8月22日まで3桁にキープはしていたものの、そこから試行錯誤の際に非常に溶かしてしまい、最終日の2日前には20000位までいってしまいまったものの、そこから最終日まで4000位まで何とか上げました。
最終日の夜中には500位~2000位の間で試合をしていました。朝8時ぐらいに3桁後半
で試合していたものの撤退している方も多くて、強い方しか残っていなかったので、これ以上順位を上げることは難しいと判断し、ギリギリ3桁残るラインで撤退しました。
TN:ユウリ
順位:944位
レート:1809
大したことのない順位なのかもしれません。ただ私は2000チャレの経験などはあるのですが、そこでROMを止めたことはなく、最後まで溶かしても挑戦し、あまり誇れない結果で終えていて、これまで最終順位・レートは言ったことはありませんでした。
次のルールは参加を見送る方も多いので、今回でここまでの人口でやれる剣盾のランクマッチは最後かもしれないので、最低でも最終3桁は取ることには目標にしていたのでここで止めました。
【感想】
非常に扱いが難しい構築でしたが、ファン・趣味要素を兼ね備えつつ、受け構築とメタ構築には絶対的な有利な構築を組めたのはとても嬉しいです。
プレイング次第では10名以上の2桁の方にも勝てたため、プレイング次第で上位で結果を残すポテンシャルは秘めていると思います。そういう意味では、私の練度不足でもっと上にいけなかったことは大変悔しいです。
ポケモン対戦自体はまだ引退しないので、時間が確保できたときには、今度こそは2桁及びレート2000を取りたいと思います。
何かありましたら、コメントか@ruruaqua2まで連絡ください。
小雪レシゼルネ
はじめまして。ルルと申します。
2シーズンに渡り使用していた構築でしたが、S32は月末に新型コロナウイルスに感染し、高熱で頭が回らなくなり、とても対戦など出来る状況でなかったので終盤は潜れず、今月は私個人の事情で恐らくもう剣盾にランクマに潜らないため(すみません、息抜き程度に潜ってます)、この禁止伝説2体のルールが開催されている間にレシゼルネを使っている方のお力になりたい、見た目の完成度が高い構築を使いたいと感じた方が使えるように公開するに至りました。
当初はとにかく強い構築を作ることを目標としていましたが、7世代は本気で対戦をしていたものの、8世代は今年ポケモン対戦に復帰したばかりの自分がデフレシーズンでレート2000を取ることは難しいと感じて、使うポケモンが4体ほど決まってからは現在の環境で可能な限り最も見た目が美しくて可愛い並びである程度勝てる構築として組んでランクマに潜っていました。
この構築での順位やレートに関しましては、基本的に三桁台から1000位台でで彷徨いつつ、最終日の朝に三桁前半に行ったもののレート2000を取りに行って集中力が持たずに失敗し、最終四桁で終えてしまったので、目安としては最終盤でなければ三桁にはいれる程度と思ってください。(私自身、現在でもこの構築に対するプレイングや選出がまだまだ甘いのもあると思います)
そのため、三桁台では全然やっていけるものの、二桁以上を取るのは恐らく無理な構築であることをご了承の上でお読みください。
もしよろしければレンタルを公開しているのでそちらをお使いしていただいても構いませんし、この構築をお好みで改良するなどして使用して構いません。
(追記)
この構築をレンタルした方が数名いらっしゃってお話しましたが、元々この構築を扱うこと自体の難易度が高いとのお声をいただいたことに加えて、人によって選出やダイマックスを切る場面等のプレイングが大きく異なっていました。特に顕著だったのはゼルネアスへの知識及び理解が深く、扱いに慣れている方とそうでない方の勝率は大きく異なりました。そのため、選出順序等を含めたゼルネアスの熟練度が勝率へとそのまま大きく反映される構築かと思われます。そのため、ゼルネアスの熟練度が低い方にとっては、非常に難易度が高い構築になるかなと思います。
↑レンタルチーム
【構築経緯】
私は元々ゼルネクロを使用していましたが、地面等倍以下の鋼タイプへの勝率が低く、ミラーやホウオウが増えたので、ゼルネクロを使う事を諦めましたが、私がこれまで使った伝説で一番練度が高いのがだったため、を軸にした構築を作ることにしました。
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7月に開催された剣盾日韓交流戦にてSnowPartyさんが使用していた+スリップダメージの並びが非常に印象に残り、この並びをぜひ使ってみたいと思いました。
と組む伝説としてゼルネクロの反省から地面等倍以下の鋼タイプに強いポケモンを探した時、組み合わせたときにミラーがほぼ発生しないことと元々相性がいいとされているを採用することにしました。
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と組むは物理と特殊のどちらもいるものの、特殊にするとホウオウが重くなること、二桁で結果を残しているのが物理型しかいないことから物理で運用することに決めました。
ただ物理は竜の舞を前提としていて、それで結果を残したという構築が非常に少なかったため、結果を多く残しほとんど似た動きをする竜の舞型の構築記事をとにかく探して読みました。そこでs28にて2位を取ったえもちこんさんの構築(【S28最終2位レート2139】雷鳴ゼクロムオーガ - ٩( ᐛ )و (hatenablog.com))を見つけ、でもほぼ似たような動きが出来るのではと考え、えもちこんさんの構築を参考に組むことにしました。
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物理が竜の舞を使って運用する場合に壁がほぼ必須なことと、上記でお話した+スリップダメージが再現出来ることから参考元の構築記事でも使われていたを採用することにしました。
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が出せない場合にが重いことや、相手の積みアタッカーへの切り返しとしてを採用することにしました。
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ここまでの並びでほぼ構築が完成されていましたが、初手のスカーフアタッカーに対して確実に1匹持っていかれてしまうので、えもちこんさんの構築と同じく初手の出し負けをカバー出来るポケモンを用意することに決めました。
そこでに強いとに強い万能傘持ちのを採用することにして、構築が完成しました。
ここまで読んでみてもらうと分かるのですが、この構築は既存のレシラムゼルネ構築のブラッシュアップというよりも、ゼクロムオーガの派生形という方が近いです。
ちなみに最初にレシゼルネを使って上位で結果を残した構築がありましたが(下記のリンクを参照)、ラキヌオーで荒すのは当時よりゴチルゼルが数を増やしているため、その戦術は採用しませんでした。
【個体解説】
ゼルネアス@パワフルハーブ
HB:陽気イベルタルの命の珠ダイスチルを確定耐え
C:特化
S:ジオコントロールを積むと素早さ+1のエースバーンを抜ける
参考元↓(問題あったら消します)
【ポケモン剣盾シングル S29 最終79位 レート2000】双璧のレシラムゼルネ~復活のメガリザX~ - ポケガーデン (hatenadiary.com)
元々CSベースのムーンフォース、雷、気合玉を使っていましたが、ダイスチルで返り討ちにするイベルタルが増加したのでダイスチルを耐えるこちらの調整を見つけ、そのまま使用しました。
技構成的にホウオウ重いのではと感じられますが、レシラムで全然対応出来るので、特に気になりませんでした。
この調整と技構成のゼルネアスは私が確認した範囲では上記の構築記事が初出で、最終2位を取った個体やSnowPartyさんが使用していた個体も全く同じでしたし、個人的には技も調整もこの環境においてはこれが結論だと思います。壁下で扱うゼルネアスはこれで完結しているとの話も耳にしました。
特化ムーンフォースは半減でも押し切れる上に、万が一コピーされてもHP総量の関係で択を間違えなければ勝つことも出来ました。
ホウオウネクロのようなゼルネアスによほど厚い構築でなければ、ほとんど選出していました。
ゼルネアスを使い慣れた方ならご存知かと思いますが、ムーンフォースのダメージを一回入れれば、ジオコントロールを積んだゼルネアスのフェアリー技でHPが削れた耐久振りザシアンを半減でも倒せます。
レシラム@命の珠
S:最速(準速だと一舞しても最速ザシアンを抜けないため)
D:余り
意地にすることで初めて倒せるポケモンもキュウコンの霰のスリップダメージにより、特化でしか倒せなかった相手も火力のない性格のレシラムで倒せるようになったので、一舞することで最速ザシアンを抜くことが出来る物理レシラムでもかなり少ない陽気で運用しました。
構築単位で重いホウオウを主に担当してもらうことが多かったです。
環境が進むにつれて一舞した意地レシラムでも抜かせない速いザシアン(特にHS)が増加したことから、最速での運用は正解だと思います。
ただ運用にあたり霰と命の珠のダメージに加えて、とにかくHPが消費しやすい点は注意していました。
フレアドライブの反動も気になりましたが、自主退場に頻繁に使用して、あまり気になりませんでした。
技は物理の炎とドラゴンで最高火力を出すことが出来るフレアドライブと逆鱗、これらを半減にする水フェアリーにも撃てて、竜の舞をすることがなくダイマックス時に素早さを上げられるダブルウイングにしました。
結果を残された方で岩技を採用している方もいらっしゃいましたが、コピーされた際に逆鱗で技を固定させるために意図的に採用しませんでした。
現在の環境でレシゼルネを使っている方のレシラムは特殊で運用されていることもあり、物理型を読まれない立ち回りもされて、イージーウィンを出来た試合もありました。
火力がない性格な上に攻撃種族値120なため、コピーされてもゼルネアスに引けば結構何とでもなりました。
ダイマックスをしたコピーレシラムのいなし方はこちらの動画を参考にしていました↓
余談ですが、pixiv大百科にて現環境における物理レシラムの解説がかなり詳しく熱く書かれているので、ぜひ一度目を通してみるのをオススメします。
149(4)-×(0)-95(0)-133(252)-120(0)-177(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
S:最速ガブリアス意識
H:余り
バンギラスとカバルドンがいる構築以外では基本的に初手に出していました。
技も調整も持ち物も基本的にえもちこんさんの構築のものをそのまま使用し、技を撃つ相手も動かし方ほぼ同じです。
このキュウコンより遅いザシアンはほとんど耐久振りの身代わりを持たないザシアンでしたので、上を取れたらメタモンでコピーするようにしていました。
環境でよく見かけるHDジガルデもダイマックスされなければ一撃で倒せます。おかげでSを落として今の環境にいるジガルデよりも遅くなってしまったゼルネアスを採用しつつも安定して勝てました。
霰が本当に優秀で、スリップダメージによってゼルネアスの天敵のヌケニンを倒したり、陽気レシラムではミリ残しになって一撃で倒せない相手を倒すことが出来る等のレシゼルネにとって手の痒い部分に手が届く天才的なピースでした。
本家同様HP1でも残しておくと、霰や壁の再展開が出来たり、相手の低速な後続のポケモンを抜群が付きやすい技範囲で倒したりできます。ザシアン対面でオーロラベールを貼ってメタモンに交代してコピーしたザシアンで荒らすなどと何かと便利でもっと使われてもいいと思ったポケモンでした。キュウコンとメタモンだけで勝てた試合も何度かありました。
上手く行った試合ほどHP1でもキュウコンを温存していました。
ブラッキー@食べ残し
HD:黒バドレックス意識で特防特化
B:余り
ゼルネアス、レシラム、キュウコンだけでは上からアストラルビットを撃たれるだけで試合が終わってしまいますし、メタモンでコピーしてもスカーフ所持率が高くて同速勝負になることから、黒バドレックスメタとして入れました。構築的に映えるかなと思い色違い個体を採用しています。
今ですとこの枠はガオガエンがメジャーですが、この構築で採用してしまうと岩技(特にステロ)の一貫が大変なこととなることと、欠伸で対面を操作したい場面があったために採用しました。
バドザシ、バドホウオウ等の黒バドレックス入りには基本的に出すように心掛けています。
シンクロによって欠伸ループに嵌められない状況になってしまうことや、怯みでの突破を許さないように特性は精神力にしました。
ハピナス@万能傘
ハピナス@ばんのうがさ(しぜんかいふく・おだやか)
331(4)-×(0)-62(252)-95(0)-205(252)-75(0)
シャドーボール/めいそう/でんじは/タマゴうみ
ぽけっとふぁんくしょん!
HD:カイオーガの特化眼鏡潮吹きを確定2発耐え
B:余り
この構築が初手カイオーガで終わってしまうため(素早さによってはキュウコンの霰も消されてしまう)、カイオーガ対策で入れました。技構成も調整も汎用性を欠いているため、カイオーガ入り以外には出しません。
輝石ラッキーではなく、万能傘ハピナスなのは、この枠がカイオーガさえ何とかなればいいため、対カイオーガ性能がラッキーより優れていること、ラッキーは輝石を失うと機能停止しかねないのですが、万能傘なら失ってもまだやれることからハピナスを採用しました。カイオーガに後投げして、目の前の相手に電磁波を入れるだけです。瞑想を見せれば、流石に瞑想と身代わりカイオーガも絶対に引くので、確実に相手一体に電磁波が入りました。
カイオーガ対策として使われる水無効枠はガマゲロゲ、トリトドン等がいますが、当時ゴチルゼルが流行し、それらがキャッチされると試合が終わるため、ゴチルゼルを突破するためにこちらも積んでアシストパワーでの突破を許さず、シャドーボールでダメージを入れる技構成となっています。ヌケニンも倒せるという副産物もありました。
基本的にカイオーガに後出し、電磁波をカイオーガや後続に入れて、起点の回避や相手の動きの自由度を落とします。
見た目を気にしてハピナスにしていましたが、恐らく最も変更すべき枠はここで見た目を無視するならザシアンに圧力を掛けられる鉢巻ガマゲロゲかヨプの実持ちで電磁波を撃てるナットレイが安定すると思います。
一般的なスカーフメタモン。ザシアン、アタッカーネクロズマ、ゼルネアス、ゼクロムなどを主にコピーしていました。
オーロラベールを貼ることでコピー元以上の耐久を得られるぐらいしか特にお話することがありません。
ただ現環境は研究が進み、特に8月以降はHSや身代わり持ちのザシアンが増えてしまい、ザシアンをコピーしても以前ほどの爆発力は無くなったように思います(そうでもなくなりました…?)
【選出・立ち回り】
基本選出はでしたが、あまりしませんでした。比較的選出の自由度が高い反面、かなりアドリブも求められる感じがします。選出及びプレイングに関しましては、を通すことをとにかく主軸として、それ以外のポケモンで通しにくい相手を担当してもらうように意識していました。
配信者の方とマッチングしてアーカイブを遡って分かったことなのですが、がいる関係上、初手を強烈に呼びます。私自身も選出誘導をかけていることに気付きませんでした。そのため、初手でのコピーの成功率は非常に高かったです。
ももに非常にコピーされやすいため、身代わりでコピーを予防する、切り返せるようにダイマックス権を残しておくようにしていました。というより、原則としてこちらからダイマックスを切らないようにしていて、初手ダイマックス等はほぼしませんでした。
対 選出
基本的にこれで何とかなりましたが、カバルドンがいるとキュウコンをメタモンにしたりもしていました。バドザシはHSザシアン少ない印象を受け、メタモンが通った試合が多くありました。
対 選出
環境の並びの中で一番キツイ並びです。大体初手ザシアンが来るので、初手メタモンでコピーして交代を強制するか、荒す等して、サイクルを回してゼルネアスを通していました。レシラムを出したいのですが、イベザシと同様にザシアンにダイバーンを当てたいけど、雨を降らされてしまうため出せませんでした。加えて、雨で天候が掻き消されやすく、キュウコンで壁を貼るのが難しく、割り切ってサイクルを回して何とかしました。ここがザシオーガにあまり苦戦しないゼクロムオーガとの最大の違いかと思います。
環境トップに勝てなくもないけど、相当のサイクルを回すという点はこの構築の大きな欠点だと感じます。本記事の公開前にレシゼルネの使用経験者にお話したところ、皆さん口を揃えて、レシゼルネ自体がそもそもザシオーガがキツいとのことでした。
対 選出or
壁を貼って、レシラムで舞えば大体勝てます。ただ慣れたら後者で戦っていました。
対 選出
先にゼルネアスでオーロンゲを倒しつつ、ネクロズマを誘います。レシラムで舞ってそのまま倒し続けるか、わざとネクロズマの弱点保険を発動させて退場し能力の上がったネクロズマをメタモンでコピーして勝ってました。ただメタモンでコピーしても全くアドバンテージが取れないアシストパワー型のネクロズマをコピーすると負けに直結するため、ネクロズマのコピーを積極的に狙いに行くのは途中から控えました。
対 選出
基本的に壁を貼るかサイクルを回してレシラム舞ってしまえば、サイクルを崩して、そのまま勝てました。いわゆるバドホウオウをマスターした人とのマッチングが無かったので、そういった人との対戦ではどうなるか分かりません。8月半ばに当時3位のサックーさんのバドホウオウとマッチングして、ガブリアス、オーロンゲ、ホウオウが選出されました。ガブリアスが初手で選出されて、レシラムで積んで攻めたものの、オーロンゲの壁にこちらの攻撃がほとんど通らなくなり、ホウオウを倒せず、ブラッキーもこの試合では全く役割を果たせませんでした。
この構築は上手い人ほどバドレックスを選出しない傾向があります。
対系のメタ構築 選出
7月から流行り、今でも時々見かけるメタ構築。剣盾日韓交流戦で証明しているようにゼルネアス+霰は相手がほぼ無理なため、一番楽に勝てました。枠の1つがエアームドに変更されている構築にも全然勝てました。
【キツいポケモンや並び】
キュウコンで壁も貼れず、襷も潰され、吹雪の命中も下げられる上に、こちらから初手で一撃で倒す手段がなくて、かなり荒されます。使用率が低いのが幸いです。
HS
ザシアンでメタモンをコピーしても全然アドバンテージを取れませんし、そもそもカイオーガが重い構築なので、全てのザシオーガ中で一番勝てませんでした。8月以降、恐らく前期にイベザシが結果を残したことから急増し、とにかく順位を溶かすことになりました。
電磁波持ち+
どちらが初手に出るか読み、噛み合わせれば全然勝てますが、間違えるとほぼ負けでした。初手の選出読みを間違えると、ゼルネアスとムゲンダイナの対面が出来たとき、毒無効がいないので初手ムゲンダイナの攻撃で半壊しかけます。初手キュウコンとバンギラスの対面はこちらもオーロラベールを封じられる上に、電磁波で起点を作られ、積む余裕が無く不利になりました。
【まとめ・感想】
メジャーな構築であるザシオーガが苦しいことやプレイングの難易度の高さこそあれど実用性を高い水準でまとめつつ、見た目を可能な限り美しいポケモンや可愛いポケモンを採用して、3桁台でも全然戦えるスペックを持った構築を作れたのは大変嬉しく思います。
原案であるゼクロムオーガと比べ、苦手とされていたナットレイはこの構築においてはあまり重くありませんでした。
ただザシアン環境においてゼルネアスを採用し、その中でも最も練度がものを言う調整と技構成をしているので、原型であるゼクロムオーガ以上の高い難易度の選出やプレイングを要求され、私自身もマスター出来たとはとても言えません。
この構築によって、何かインスピレーションを得たり、対戦での勝率の向上に貢献出来れば幸いです。
【謝辞】
この構築の原案となる構築を作ったえもちこんさんにはぜひ感謝を伝えたいのですが、ブログにてTwitterのリプライ等はいらないとのことでしたので、この場を借りてお礼を申し上げます。素敵な構築を組み、記事を世に出して、本当にありがとうございました。