【SWSH】小雪レシゼルネfinale【最終944位 R1809】

はじめまして。ルルと言います。

伝説2体ルールは終わりましたが、それでも好きなポケモンを入れたい、美しい、可愛い構築を組みたい方の一助になれるよう構築記事を執筆し、公開に至りました。

 

本記事は以前書いた小雪レシゼルネ - rurublue’s diary (hatenadiary.com)からのいくつかの変更点を加えたものでありますが、初見の方にも全て把握してもらえるようにあちらに書かれていたこと、メモしていた内容も含めて書けることは執筆したので、構築記事としては長くなってしまいましたが、要所だけでも読んでもらえると幸いです。

この構築は見た目を重視しつつ、3桁以上を目指す構築として組まれて、プレイングの難易度が非常に高いものの、受け構築とメタ構築に絶対的な有利な構築となっています

恐らくレンタルチームずっと公開しているので、もし興味がありましたら全然使用していただいて構いません。
*サムネ映えの関係でトレーナーカードのメタモンを色違いにしておりますが、実際は通常個体で使用しております。

 

 

【コンセプト】

・見た目が美しいポケモン、可愛いポケモンのみを使用した構築で環境でも勝てる構築にする

・レシゼルネの構築の新規開拓

・採用されるポケモンこそ違うものの、ほとんど構成が通ずるゼルネクロでは出来ない独自の強みを持つ構築を組み上げること

 

 

【構築経緯】

私は元々ゼルネクロを使用していましたが、地面等倍以下の鋼タイプへの勝率が低く、ミラーやホウオウが増えたので、ゼルネクロを使う事を諦めましたが、私がこれまで使った伝説で一番練度が高いのがゼルネアスだったため、ゼルネアスを軸にした構築を作ることにしました。

7月に開催された剣盾日韓交流戦にてSnowPartyさんが使用していた(厳密には選出されていません…)ゼルネアス+スリップダメージの並びが非常に印象に残り、この並びをぜひ使ってみたいと思いました。

ゼルネアスと組む伝説としてゼルネクロの反省から地面等倍以下の鋼タイプに強いポケモンを探した時、組み合わせたときにミラーがほぼ発生しないことと元々相性がいいとされているレシラムを採用することにしました。

ゼルネアスと組むレシラムは物理と特殊のどちらもいるものの、特殊にするとホウオウが重くなること、二桁で結果を残しているのが物理型しかいないことから物理で運用することに決めました。

ただ物理レシラムは竜の舞を前提としていて、それで結果を残したという構築が非常に少なかったため、結果を多く残しほとんど似た動きをする竜の舞型のゼクロム構築記事をとにかく探して読みました。そこでs28にて2位を取ったえもちこんさんのゼクロムカイオーガ構築(【S28最終2位レート2139】雷鳴ゼクロムオーガ - ٩( ᐛ )و (hatenablog.com))を見つけ、レシラムゼルネアスでもほぼ似たような動きが出来るのではと考え、えもちこんさんの構築を参考に組むことにしました。

物理レシラムが竜の舞を使って運用する場合に壁がほぼ必須なことと、上記でお話したゼルネアス+スリップダメージが再現出来ることから参考元の構築記事でも使われていたキュウコン氷妖を採用することにしました。

レシラムが出せない場合にザシアンが重いことや、相手の積みアタッカーへの切り返しとしてメタモンを採用することにしました。

ここまでの並びでほぼ構築が完成されていましたが、初手のスカーフアタッカーに対して確実に1匹持っていかれてしまうので、えもちこんさんの構築と同じく初手の出し負けをカバー出来るポケモンを用意することに決めました。

そこでバドレックス黒に強いブラッキーカイオーガに強い万能傘持ちのハピナスを採用することにして、一旦構築が完成しました。

しかし、壁要員の存在や他のポケモンの並びからレシラムがほぼ確実に物理型と見破られ、火力があまりないことを知られた上で立ち回らざるを得ないことと、ハピナスカイオーガ以外に全く役割を持てないことからカイオーガ構築にほとんど勝てないという課題が発生しました。

そこでレシラムを物理での突破力を兼ね備えつつ元の特攻の高さを十分に生かす両刀型に型を変更し、ハピナスを対面操作が出来てゴチルゼルにも対応出来るランターンに変更して、最終日前日に本構築は完成しました。

 

ここまで読んでみてもらうと分かるのですが、この構築は既存のレシラムゼルネ構築のブラッシュアップというよりも、ゼクロムオーガの派生形という方が近いです

ちなみに最初にレシゼルネを使って上位で結果を残した構築(【ポケモン剣盾シングル S29 最終79位 レート2000】双璧のレシラムゼルネ~復活のメガリザX~ - ポケガーデン (hatenadiary.com))がありましたが、ラキヌオーで荒すことは当時よりゴチルゼルが数を増やしているため、その戦術は採用しませんでした。

 

 

【個体解説】

ゼルネアス@パワフルハーブ

 

ゼルネアス@パワフルハーブ(フェアリーオーラ・ひかえめ)

221(156)-135(0)-118(20)-201(252)-119(4)-129(76)

ムーンフォース/ジオコントロール/ドレインキッス/みがわり

ぽけっとふぁんくしょん!

HB:陽気イベルタルの命の珠ダイスチルを確定耐え

C:特化

S:ジオコントロールを積むと素早さ+1のエースバーンを抜ける

参考元↓(許可を取っています)

【ポケモン剣盾シングル S29 最終79位 レート2000】双璧のレシラムゼルネ~復活のメガリザX~ - ポケガーデン (hatenadiary.com)

元々CSベースのムーンフォース、かみなり、気合玉を使っていましたが、ダイスチルで返り討ちにするイベルタルが増加したのでダイスチルを耐えるこちらの調整を見つけ、そのまま使用しました。ただ環境の中にいるゼルネアスの中では遅い部類に入りますのでミラーの際はかなり意識して立ち回りました。

技構成については、環境が進むにつれてホウオウが増加し、それを意識してかみなりや岩雪崩を採用していた時期もありましたが、そちらはレシラムで対応するので、ラッキーなどに対応出来るように最終的に参考元と全く同じものにしていました。

この調整と技構成のゼルネアスは私が確認した範囲では上記の構築記事が初出で、最終2位を取った個体やSnowPartyさんが使用していた個体も全く同じでしたし、個人的には技も調整もこの環境においてはこれが結論だと思います調整も技構成もバレていても強いのが本当に素晴らしいです

フェアリーオーラ特化ムーンフォース半減の相手でも押し切れるので特化は本当に強かったです。

 

 

レシラム@命の珠

 

レシラム@いのちのたま(ターボブレイズ・ようき)

175(0)-172(252)-120(0)-153(0)-141(4)-156(252)

あおいほのおげきりん/ダブルウイング/りゅうのまい

ぽけっとふぁんくしょん!
S:最速(+1龍舞で最速ザシアン、スカーフ以外の最速バドレックスを抜けるため)
D:余り
レシラムは物理型と特殊型どちらもいますが、物理よりの両刀型になります。
意地でしか倒せないポケモン霰のスリップダメージにより、A特化でしか倒せなかった相手も火力のない性格のレシラムで倒せるようになったので、一舞することで最速ザシアンを抜くことが可能な物理レシラムではかなり少ない陽気で運用しました
当初の技構成は一般的な物理レシラムで炎技はフレアドライブを採用していたのですが、いくつか問題点が浮上しました
①霰のスリップダメージと命の珠ダメージでレシラムのHPが減ることに加え、フレアドライブで大量のHPを消費してしまって相手の後続の先制技圏内に入ることや自滅することが目立つこと
②特に環境に多くいるHB日食ネクロズマ及びB+1日食ネクロズマメタモン等を織り交ぜても容易に倒せないこと
③各プレイヤーの知識量が多く、壁要員がいたら、ほぼ確実に物理型とバレること
 
ふとレシラムの実数値を見て、下降補正を掛けていているにも関わらず物理アタッカーにしては特攻がかなり高いことに気付き、あおいほのおに変更してもダメージはあまり変わらず、反動ダメージを気にしなくてはいいのではと考えます。そして、以下の利点が生まれました
①珠ダメージのみのだけを気にすればいいので、一致炎技を以前より気軽かつ何度も撃てること
②課題であった日食ネクロズマ元々特防種族値の方が低く、D方面に努力値が多く割かれることがほぼないため、一撃で落とせる場面が増えたこと
先に一方の技を見せれば、相手は特殊型か物理型か判別してもう一方の技ケアをしなくなり、この型は全くというほど警戒されず、初見殺しが可能なこと
 
他の技は物理のドラゴンで最高火力を出すことが出来る逆鱗、これらを半減にする水フェアリーにも撃てて、エルフーンに詰むのを防ぐことが出来、竜の舞をすることがなくダイマックス時に素早さを上げられるダブルウイング、積まないと物理火力が出ないのと素早さを上げるために竜の舞にしました。

結果を残された方で岩技を採用している方もいらっしゃいましたが、コピーされた際に逆鱗で技を固定させるために意図的に採用しませんでした

ダイマックスをしたコピーレシラムのいなし方はこちらの動画を参考にしていました↓

https://youtu.be/Pl-yJ1GBlEc

 
 

キュウコンきあいのタスキ

 

キュウコン氷妖@きあいのタスキ(ゆきふらし・おくびょう)

149(4)-×(0)-95(0)-133(252)-120(0)-177(252)

ふぶき/ムーンフォースぜったいれいどオーロラベール

ぽけっとふぁんくしょん!

S:最速ガブリアス意識

H:余り

原案にあったゼクロムオーガとほとんど同じで壁要員や、初手でのS判定、霰によるスリップダメージ展開、アタッカーなどの様々な役割をこなしてくれました。壁要員の中でも相手の壁枯らしを許さないという独自の強みがあると思います。

基本的に起点作成と思われるバンギラスカバルドン入りの構築以外には初手に出すことを心掛けていましたが、相手の選出が読めるときはその限りではありません。
本家同様HP1でも残しておくと、霰や壁の再展開が出来たり、相手の低速な後続のポケモンを抜群が付きやすい技範囲で倒したりできます。ガブリアスやウーラオスを1ターンで落としてくれるのも優秀でした。

霰が本当に優秀で、スリップダメージによって、マンムーマニューラ以外の襷を潰したり、ゼルネアスの天敵のヌケニンを倒したり、陽気レシラムではミリ残しになって一撃で倒せない相手を倒すことが出来る等のレシゼルネにとって手の痒い部分に手が届く天才的なピースでした

キュウコンメタモンだけで勝てた試合も結構ありました。

本家同様HP1でも残しておくと、霰や壁の再展開が出来たり、相手の低速な後続のポケモンを抜群が付きやすい技範囲で倒したりできます。

絶対零度は交代読みや相手が受けポケモンなどがキュウコンを倒さずに居座る場合に撃っていました。

ちなみにお互いノーダメージのキュウコンと日食ネクロズマ対面において、吹雪とムーンフォースが全く入らないことと、日食ネクロズマが初手にロックブラストを撃ってこない限り、襷を盾にして絶対にオーロラベールを貼れることから、日食ネクロズマに初手から絶対零度を撃っていました。当然外すことが多いですが、外してもディスアドバンテージが少なく、成功した際のアドバンテージが非常に大きいので多用し、多くの日食ネクロズマを一撃で倒していました。当たった皆さん、すみません…。
 
 

ブラッキー@たべのこし

 

ブラッキー@たべのこし(せいしんりょく・おだやか)

202(252)-×(0)-131(4)-80(0)-200(252)-85(0)

イカサマ/ねがいごと/まもる/あくび

ぽけっとふぁんくしょん!

HD:黒バドレックス意識で特防特化

B:余り

ゼルネアス、レシラム、キュウコンだけでは上からアストラルビットを撃たれるだけで試合が終わってしまいますし、メタモンでコピーしてもスカーフ所持率が高くて同速勝負になることから、黒バドレックスメタとして入れました。構築的に映えるかなと思い色違い個体を採用しています。

技構成も調整も持ち物も一般的なものを採用していました。ブラッキーを選出した試合はTOD展開になることも多々あったので、回復技のPPが多いこの技構成でいいと思います。

シンクロによって欠伸ループに嵌められない状況になってしまうことや、怯みでの突破を許さないように特性は精神力にしました。

黒バドレックス対策枠はガオガエンがメジャーですが、この構築で採用してしまうと岩技(特にステロ)の一貫が大変なこととなることと、欠伸で対面を操作したい場面があったために採用しました。

バドザシ、バドホウオウ等の黒バドレックス入りには基本的に出すように心掛けています。ただ上手い人ほどこの構築に黒バドレックスを出さないため、時には黒バドレックス出ない読みで敢えて選出しませんでした。ただ読みを外すと苦しい試合展開になります…。

 
 

ランターンとつげきチョッキ

 

ランターンとつげきチョッキ(ちょすい・おだやか)

223(180)-×(0)-78(0)-106(76)-140(252)-87(0)

ねっとう/かみなり/れいとうビームボルトチェンジ

ぽけっとふぁんくしょん!

HD:珠カイオーガのかみなり乱数4発以上
C:耐久無振りチョッキカイオーガをかみなりで乱数3発(97.2%)
参考元(許可得てます)
カイオーガ対策枠として最終日前日に採用しました。
これまでこの枠は非常に悩んでいました。この構築においてコンセプト・見た目的にガマゲロゲナットレイは絶対に採用しない方向でした。
先日上がったうわっきーさんのバドホウオウ解説動画でカイオーガ対策にランターンを挙げていて、あまり使われていないけど強いのかな?と唯一現環境で結果を残したランターン入りの構築を探して、調整、技構成、持ち物を全く同じ形で採用してみました。
ランターン蓄電にすることで、カイオーガのほぼ全ての技を半減に出来ますが、電気技を何度も受けるよりも半減の水技を何度も受けた方がダメージが入りやすく貯水型より早く落ちてしまうので、貯水型での採用になります。
カイオーガに対しては身代わりをこちらの電気技で確実に破壊出来カイオーガボルトチェンジを撃つと後出しされるポケモンに技が入ることがあり、後出しされた相手に対して強いポケモンを安全に着地させられ、ボルトチェンジをしているだけでカイオーガ入りの構築に一生有利対面を作ることが出来ました
技構成が状態異常を引き起こしつつ、抜群をつきやすい範囲の攻撃技であることや、対面操作が出来るなど、数値の低さこそあれど、どうして使われていないんだろう、もっと使われてもいいのになと感じました。
この構築とのシナジーが凄まじく、レシゼルネを使う上で非常に重くなるカバルドンにそれなりの負荷を掛けられることボルトチェンジの採用でゴチルゼルを警戒をする必要が無く、場に残ったゴチルゼルをそのままレシラムやゼルネアスの起点に出来ることなどが挙げられます。
 
(余談)
ちなみに紫代マキノさんという高順位を目指してランクマ配信などの活動を行っているVtuberの方がいらっしゃいますが、その方も型は異なるもののレシゼルネを使用していまして、カイオーガ入りの構築を苦手とし、カイオーガ対策枠に困っていたこともあり、最終日にこのランターンのことをお伝えしました。すると、最終日にランターンを採用してカイオーガ入りのほぼ構築に全勝したとのことで、少なくともレシゼルネに関してはランターンの採用は1つの正解だと思います。
紫代マキノさんの構築はこちらになります。
 
 

メタモンこだわりスカーフ

 

メタモンこだわりスカーフ(かわりもの・れいせい)

155(252)-68(0)-68(0)-74(0)-57(0)-61(0)

へんしん///

ぽけっとふぁんくしょん!

H:最大
一般的なスカーフメタモン。こちらも原案であるゼクロムオーガから流用したポケモンになります。
主にコピーしていたのは、ザシアン、アタッカーネクロズマ、ゼルネアス、ゼクロムカバルドンラグラージなどになります。
キュウコンと絡めた安全なコピーも行っていましたが、この構築はゼルネアスとキュウコンがいるのため、強烈に初手にザシアンを呼ぶので、初手ザシアンをコピーして、そのまま相手のザシアンを倒したり、釣り交換を行って有利対面を作っていました。
その性質上、相手の選出をほぼ読み切ったときは不快感を覚える方もいらっしゃる戦法である初手メタモンも私の場合はかなり使用しました
相手の選出をかなり歪めることが出来、選出予想が成功しやすかったのは間違いなくこのポケモンのおかげです。ザシアンとコピーザシアンに対応出来るポケモンしか選出されない試合も何度かありました。
 
 

【選出・立ち回り】

基本選出はキュウコン氷妖レシラムゼルネアスに決めていましたが、有利な構築と初見やマイナーな並び以外にはあまりしませんでした。一応この並びにはこの選出というのは事前に考えていたものの、取り巻き次第でアドリブでかなり変更していました。ただ再戦で全く異なる選出をしても勝てることから、自分の構築と相手の構築への十分な理解があれば、絶対にやってはいけない選出をしなければどの構築にも勝てるポテンシャルはあると思います。(そのため、環境に存在する結果を残した並びは一通り試しました)

選出及びプレイングに関しましては、ゼルネアスレシラム、時にはメタモンを通すこと、をとにかく主軸として、それ以外のポケモンで通しにくい相手を担当してもらうように意識していました。

ゼルネアスレシラムメタモンに非常にコピーされやすいため、身代わりでコピーを予防する、切り返せるようにダイマックス権を残しておくようにしていました。というより、原則としてこちらからダイマックスを切らないようにしていて、初手ダイマックス等はほぼしませんでした

以下が事前に決めておいた選出とそれらに対する立ち回りになります。ただ絶対にこの選出一択という絶対にこれといった選出はあまりないです。

 

ザシアンバドレックス黒 選出キュウコン氷妖レシラムブラッキーorメタモンレシラム@1

基本的にこれで何とかなりましたが、カバルドンがいるとキュウコンメタモンにしたりもしていました。 バドザシはHSザシアン少ない印象を受け、メタモンが通った試合が多くありました。

上手い人は黒バドレックスを出してこない傾向があり、順位から実力を推測し、ブラッキーを選出しないこともあったのですが、最終日では実力問わず、よく出されたのでブラッキーは絶対に選出しました。

 

ザシアンカイオーガ 選出 メタモンランターン@1

これまでは雨のせいでキュウコンで壁を貼れなかったり、レシラムの炎技でザシアンが倒せないなど、環境の並びの中で一番キツく勝率が5割を切る並びでした。しかし、ランターンの採用により革命が起きました

大体初手ザシアンが来るので、初手メタモンでコピーして一度突っ込み、交代を強制するか、荒す等して、カイオーガが出てきたらひたすらボルトチェンジでサイクルを回して一生有利対面を作り続けて伝説のどちらかを通していました。 そもそもどんな型であってもレシゼルネ自体がそもそもザシオーガがキツいとのことでしたが、ランターンの採用によって安定性が非常に増し、2日間しか使っていませんがカイオーガ入りの構築にほぼ全て勝ち、負けたのはプレミした1戦のみでした

 

ザシアンイベルタル 選出キュウコン氷妖レシラムゼルネアスorキュウコン氷妖メタモンゼルネアス

伝説がそれぞれ有利なため、基本的に勝てます。壁を貼って、レシラムで舞えば大体勝てましたが、 慣れたら後者で戦っていました。傾向的にイベルタルの選出率は低めでした。

 

ムゲンダイナホウオウ選出キュウコン氷妖ゼルネアスレシラム

超有利ですキュウコンで壁を貼って、相手の選出に合わせて、どちらかを選んで積んでいき、殴り合いを制します。アタッカーも受けも不利を取りません。

 

ネクロズマ日ゼルネアス 選出ゼルネアスレシラムメタモン

オーロンゲ入り以外は大体初手日食ネクロズマなので、そこにレシラムを合わせたり、サイクルを回して炎技を当てていき、ゼルネアスはこちらが先にゼルネアスで積んで対応したり、メタモンでコピーして勝ちました。

 

ホウオウバドレックス黒 選出キュウコン氷妖レシラムブラッキーorキュウコン氷妖ゼルネアスレシラム

基本的に壁を貼るかサイクルを回してレシラム舞ってしまえば、サイクルを崩して、そのまま勝てました。この構築の厄介なところは人によって選出が全く異なることで、選出読みが逆にほとんど出来ず、相手の構築の中から選出されたら重い順に選出していました。ただ相手もプレイングの難易度が高い構築で、こちらはあまりメジャーな構築ではないのであまり強くない選出をしてくれて比較的勝ちやすい部類でした。ただし、上手い人には負けます…。

傾向としてこの構築は上手い人ほどバドレックスを選出しませんでした。

 

イベルタルネクロズマ日選出キュウコン氷妖ゼルネアスレシラム

基本的に初手日食ネクロズマなので、キュウコンで上記にあった日ネクに零度を撃ってから壁を貼り、レシラムを投げて物理型と偽装させて、レシラムが龍舞する読みで居座るので、そこをあおいほのおで日食ネクロズマを倒します。日食ネクロズマがいなくなれば、ゼルネアスの通りが凄まじくよくなるため、後は積んで勝ちです。

 

ムゲンダイナイベルタル系などを含めた様々な並びのメタ構築 選出キュウコン氷妖ゼルネアスレシラム

7月から流行り、最後まで時々見かけたメタ構築。絶対に勝てます(一度プレミで負けましたが…)。 相手からすると、ゼルネアス+霰、特性貫通の積みアタッカー、一撃技などのとにかく相手にしたくない要素がたくさんあるので、相手視点ほぼ無理なため、一番楽に勝てました。 ヌケニンゴチルゼルもこの構築では有利な相手です。バンビーさんが6位を取り、剣盾日韓交流戦で使用した構築の枠の1つがエアームドに変更されている構築にも全然勝てました。

 

 

【キツいポケモンや並び】

初手に出される電磁波持ちバンギラス

初手に来たに完全に対応出来るのがゼルネアスしかいませんし、後ろからザシアンが来ると後手に回されて本当に厳しいので、相手の並びから型を予測してピンポイント当てないと負けです。酷いときは初手キュウコンでひたすら零度押してました。

 

ザシアンホウオウ

一番キツい伝説の並びは断トツでこれでした。初手ザシアンにメタモンを合わせて流れを取りに行くか、キュウコンで壁を貼ってレシラムで積んで2タテを狙うしか勝ち方が分からなかったです。上手い人のザシホウオウには最後まで勝てませんでした。最終日に当たらなかったのが吉でした。

 

バドレックス白

初手ダイマックス型以外はダイマックスされる前にレシラムの炎技やゼルネアス+2ムーンフォース当てるぐらいしか勝ち筋がなく、プレイングで駆使して何とか倒していました。ただバドレックス側も立ち回りは対策はかなり確立されている印象で上手い人のバドレックスには勝てませんでした。

 

 

【本構築の評価点】

主に他のメジャーな構築、結果を残した構築との比較からこの構築の評価出来る点を記載します。

ダイナホウオウと受け系の構築とメタ系の構築に対して非常に高い勝率を誇ること(負けることも当然ありますが、それでも9割を超えていました)

・ミラーの発生が数えるほどしかなく(終盤はたまに当たりましたが、最終日はいませんでした)、ミラーをケアする必要がほぼないこと

・仮に既存のレシゼルネ構築を知っていても、こちらはゼクロムオーガの派生として組まれたため、これまでのレシゼルネでは採用されなかったポケモンの存在やそちらでは出来なかった動きを取れるので、相手の事前情報に囚われないこと

運に依存する要素が非常に少なく、こちらからの運負けはほぼなかったこと

 

 

【反省点・課題】

私自身のプレイング及びプレイスタイルについても記載します。

基本的にプレイングの難易度が非常に高すぎること。有利な構築は決まった動きの存在や有利なポケモンが多いのであまり気にしなくていいものの、それ以外の構築については高耐久及び回復が出来るポケモンが少ないため、被弾は最小限にしなければならないこと

・ザシアンへの引き先を一切用意していないため、ザシアンに不利な対面を作るとほぼ詰みなので、ザシアンに対してはプレイングへの依存が大きいこと

・特にホウオウナットなどレシラムの負担が大きい構築では霰ダメージ、命の珠ダメージ、相手からの被弾等のHP管理が非常にシビアなこと

既存の伝説2体の並びの中でも恐らく最も相手のメタモンが重い構築なので、それをとにかくケアしながら立ち回らなければいけないこと

・使用者である私が壁構築積み構築が非常に苦手なこと

 

 

【結果】

私は1ROMのみで参加していて、8月22日まで3桁にキープはしていたものの、そこから試行錯誤の際に非常に溶かしてしまい、最終日の2日前には20000位までいってしまいまったものの、そこから最終日まで4000位まで何とか上げました。

最終日の夜中には500位~2000位の間で試合をしていました。朝8時ぐらいに3桁後半で試合していたものの撤退している方も多くて、強い方しか残っていなかったので、これ以上順位を上げることは難しいと判断し、ギリギリ3桁残るラインで撤退しました。

TN:ユウリ

順位:944位

レート:1809

大したことのない順位なのかもしれません。ただ私は2000チャレの経験などはあるのですが、そこでROMを止めたことはなく、最後まで溶かしても挑戦し、最終的にあまり誇れない成績で終えていて、これまで最終順位・レートは言ったことはありませんでした。
次のルールは参加を見送る方も多いので、今回でここまでの人口でやれる剣盾のランクマッチは最後かもしれないので、最低でも最終3桁は取ることには目標にしていたのでここで止めました。

 

 

【感想】

非常に扱いが難しい構築でしたが、ファン・趣味要素を兼ね備えつつ、ちゃんとメジャーな構築にも勝ちつつ、受け構築とメタ構築には絶対的な有利な構築を組めたのはとても嬉しいです。

この構築はオーロンゲやナットレイなどを入れてしまうと、使っていたからわかるのですがゼルネクロでよくなってしまうため、ゼルネクロで採用されないポケモンを採用し、目標通り独自の強みを持つ構築になったのも良ポイントかなと。

プレイング次第では10名以上の2桁の方にも勝てたため、プレイング次第で上位で結果を残すポテンシャルは秘めていると思います。そういう意味では、私の練度不足でもっと上にいけなかったことは大変悔しいです。

ポケモン対戦自体はまだ引退しないので、時間が確保できたときには、今度こそは2桁またはレート2000を取りたいと思います。

 

 

【謝辞】

原案となったゼクロムオーガを作り上げたえもちこんさん、結論ともいえる調整と技構成のゼルネアスを生み出したトッポさん、扱いやすく対面操作も出来るランターンを開発したピクルスさん、これらを世に出してくれて本当にありがとうございました!!

最後までレシゼルネを使い3桁~1000位台でランクマ配信をして、レシゼルネの可能性を見せてくれた上に、参考になる試合をお届けしてくれた紫代マキノさんには感謝しています。モチベーションの維持にも繋がりました。ランターンの情報提供で少しでも恩を返すことが出来たにであれば幸いです。

 

 

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