こんにちは。ルルと申します。
最終日の未明にオープン配信に二度映り込む等の完全な型バレや最終日の翌日に大事な用事があるため、最終日の半ばで撤退を決めて、備忘録として構築記事を執筆しました。
私はプレイヤーの力量次第で非常に大きな爆発力を引き出せるHCゼルネアスをこの環境でどうしても使いたくて、現環境でそのゼルネアスを主軸とした構築を組み上げました。
個人的には納得いくまで構築を組めたのもあり、それを伝えたいという思いから記事を執筆しました。読んでもらえると嬉しいです。
【コンセプト】
・過去のルールで最終1桁、2桁を取ったHCゼルネアスを現環境でも通用するように構築の開発
・現環境でラスカゼルネアス、壁ゼルネアス以外の型のゼルネアスの活躍させること
【構築経緯】
このルールはストレスを非常に感じやすく、そんな中でも使っていてストレスがなく、一番楽しかったポケモンが完結された調整と技構成を持つHCで、それを主軸とした構築を組むことに決めました。
↓
過去の経験から、HCと非常に相性がよく、現環境でも活躍が見込めるスカーフの採用を決めました。
↓
HCが本領を発揮するのは、壁構築でも起点作成を織り交ぜた展開構築でもなく、サイクル構築だと考えていて、現環境で引き先として最も汎用性があると感じたHBを採用します。しかし、これでは相手のに押し負ける可能性も加味し、に強いもう一つの引き先を考えたところ、チョッキが最適と考え採用しました。
↓
ここまで構築全体が低速気味であることから速くてHPのあるポケモンを考えたところ、HSが汎用性なども考え、最適と思い採用しました。
↓
ここまでの並びは相手のとへの対策が甘く、全抜きを許されやすいので、耐性と火力に優れたCSを採用し、この構築は完成しました。
【個体解説】
ゼルネアス@パワフルハーブ
ゼルネアス@パワフルハーブ(フェアリーオーラ・ひかえめ)
221(156)-135(0)-118(20)-201(252)-119(4)-129(76)
ムーンフォース/ジオコントロール/ドレインキッス/みがわり
ぽけっとふぁんくしょん!
HD:臆病黒バドレックスの+1アストラルビットを確定耐え
C:特化
S:ジオコン
トロール後、素早さ+1エースバーンを抜ける
プレイヤーの力量次第で禁伝随一の制圧能力を引き出せる個人的には最強の調整と技構成のゼルネアス。
調整は有名で、シリーズ13でこのゼルネアスを採用し結果を出した方もいらっしゃるのですが、この調整は低速なのが非常に悪目立ちしやすく、適当に採用しても真価を発揮しにくいという欠点があり、採用してしっくりしていないとの感想を記載した方もいらっしゃいます。
C特化のゼルネアスの真価は立ち回りによって、半減すら押し切れる圧倒的な火力と止められない耐久力と素早さ、継戦能力を有することだと思っています。
壁展開でもラスターカノンを有さないため、ザシアンに結局負ける等の点もあり、相手のHPを削りながら、ジオコン
トロールを積む隙を作り、制圧する運用が正解と考え
、この調整と技構成のゼルネアスが最も輝くのはサイクル構築であるとS33で気付きました。実際このゼルネアスを主軸に上位で結果を残された方も
ナットレイやラキヌオーと運用するサイクル構築で使用していました。
現環境はサイクル構築自体が厳しいかつ、このゼルネアスを使いこなすには選出や的確な読みや釣り交換なども必要と練度が要求されますが、私は使いこなせる自信があり、最後に使用することにしました。
この環境ではHDザシアンが一定数存在し、これまで確実に処理できた素の
ムーンフォース+ジオコン後の
ムーンフォースで落とせなくなりましたが、後述するゴツメオーガによりこの問題はあまり気になりませんでした。
ザシアン@朽ちた剣
H:最大量確保
A:余り
S:最速意識
ザシアンの存在は現環境必須と考え、サイクル構築に採用する際に、サイクル適性が最も高い型は何かと考えたところ、HP消耗しても活躍しやすく、低速気味なこの構築のSラインを上げられることからHSでの採用に至りました。
HSザシアンはイベルタルの相手をしにくい欠点がありますが、それらはゼルネアスで全て釣り交換したので気になりませんでした。
技構成は必須のきょうじゅうざん、Bの上がった
ディアルガや日食
ネクロズマの相手をすることもが多いので
せいなるつるぎ、火力不足を補う剣の舞、構築単位で重い初手
ダイマックスを枯らせる身代わりとなっております。
HD:余り
S:麻痺した最速臆病黒バドレックス抜き
サイクル構築では引き先が必要になり、最も汎用性のある
ポケモンと型を探したところ、この
HBゴツメカイオーガに行きつきました。地面技が飛んできやすいことからHBルギアも検討しましたが、高い火力を無視させない利点から
カイオーガでの採用です。
技構成はHPが削れても高火力を押し付けられる
こんげんのはどう、雨下必中で麻痺も狙えるかみなり、技範囲を広げるための
れいとうビーム、有利対面を作りやすくする電磁波となっております。
ちなみにこの環境はHAザシアンが多く、きょうじゅうざんを受けて型を判別後、
ワイルドボルトが来るのを一点読みし、
メタモンに交代し、そのままザシアンをコピーして荒す戦術もも取りました。
HD:補正無し
カイオーガの雨下潮吹き+130ダイアイス+霰ダメージを98.4%耐え
S:麻痺した最速スカーフ90族抜き+1、スケイルショット後に準速度
マーシャドーを抜ける
2つ目以上の引き先として、HBカイオーガだけでは、相手のカイオーガが見れないこと、ホウオウの相手が出来ることからこのチョッキゼクロムを採用しました。
スポンジチャンネルで拝見したチョッキ
ゼクロムの型を流用しました。さにーさんのDとSを伸ばした型もありますが、ホウオウが重い構築のため、Aの高いこの調整での運用を決めました。
選出画面にいるだけでもルギアの選出を抑制でき、ゼルネアスではほぼ見れないホウオウを見ることが出来ます。
技構成は高火力の
らいげき、Sを上げられるスケイルショット(サイクル構築なので逆鱗が採用できないのもあります)、ゴーストタイプへの打点となるシャドークロー、後ろの
ポケモンに引かれやすいので対面操作可能な
ボルトチェンジとしました。
個人的な話ですが、シリーズ12では対のレシラムを使い、今回
ゼクロムを使うのにはどこか感慨深いところがあります。
C:特化
S:準速
D:余り
上述の4体は相手の日食
ネクロズマと黒バドレックスを強烈に誘うので、それらをまとめて対応出来る
ポケモンとして採用しました。またゼルネアス以外が崩し要素を持たないため、
崩し要員として運用しています。
HCゼルネアスの練度が増すと、ゼルネアスに
ダイマックスを切る場面が少ないのと、他は引き先要因なので
ダイマックスを切ることがあまりなかったことから、
ダイマックスアタッカー枠が余っておりため、特殊型の特化にすることで耐久の甘い日食
ネクロズマをワンパン出来る、構築単位でやや重い
ナットレイに炎技を当てられる利点からこの型で採用になります。
技構成はダークオーラ補正で高威力の
あくのはどう、回復出来て続戦能力が確保できる
デスウイング、主に
ナットレイや耐久が甘いザシアンに対する打点のねっぷう、ミリ残し処理や黒バドから+2ダイフェアリー喰らう前に倒せるふいうちにしました。追い風は展開構築ではないので、採用しませんでした。
H:最大
D>B
HCゼルネアスを使う上で最高の相性を誇るポケモンと思います。
理由としては、
・ゼルネアスとの組み合わせでかなり選出を歪ませやすいこと
・ゼルネアスは相手の次の行動を制限しやすく、読みが通りやすいため、釣り交換でのコピーが成功しやすい。
・ザシアンがほぼ絶対選出されるので、それをコピーして荒し・突破性能が高いこと
が挙げられます。
襷でない理由は、ステロ環境なことと襷が潰された上での同速勝負が起きやすく、勝率を下げることに繋がると考えたからです。
この構築との相性もよく、サイクル構築なため、相手は積みでの突破を試みることが多く、それらに対する切り返しとして活躍してくれました。
【選出・立ち回り】
珠
特に初手は絶対に受けきれず、
メタモンでのコピーも通用しないため、この構築ではどうやっても無理と判断し、切りました。
選出段階でどの選出をしても不利になります。終盤になるにつれ、練度の高い方しか使用していなかったため、数が少ない並びとして切る判断をしました。
【感想】
この構築は自分が好きな
ポケモンを自分が一番強いと思う型で一番やりたい動きをして勝つことが出来、残念な最終日になりましたが大変嬉しく思います。
私は7世代から釣り交換等の読みを交えたサイクル構築が非常に好きなのですが、それをこの厳しいルールの中で成立させたことも自身の成長を感じます。
しかし、最終日に二人の配信者とマッチングし、照らし合わせると構築のほとんどが型バレをしてしまい、過疎気味な時間帯に潜った関係もあり、何度も型を読まれた動きをされて、大きくレートを溶かしてしまい、格差マッチが起きやすいこの環境で最終日にこの順位で潜ることは上位を目指す方への迷惑行為になると思い、撤退を決めました。
応援や相談をしていただいた皆様、大変申し訳ございません。
正直本当に悔しいです…。でも、こんなことに負けない構築やプレイングが出来ていない証明でもあり、今後のランクマではそんなことに屈しないプレイヤーを目指そうと思います!
【後語り】
私はこのルールは改造
マーシャドーの取引等が行われる懸念や、あまりに電磁波が飛び交う環境なことから嫌悪感すら感じていました。
しかし、8月から
Twitterを始め、この環境でも諦めずに結果を求める、好きな
ポケモンを使う、この難しい環境でもランクマ配信をする、2桁やレート1900といった今まで掲げていた目標を達成したい人たちを見て、難しい環境でもやり抜くことは今後様々な面に活きると考え、最後まで潜り続けることにしました。
実際、試行錯誤の末、自分の好きな
ポケモンで一番やりたい動きで勝つことが出来て、頑張り続けることの大事さを学びました。
Twitterを始めなければ、このルールは
マスターボール級まで上げて投げ出してたと思います。しかし、フォロワーの方々や配信活動をなさっている方のおかげでここまで頑張ることが出来たのは間違いありません。
皆さんの気持ちや行動は少なくとも一人の人間の、物事に取り込み続ける気持ち、難しいことに努力すること、苦しくても試行錯誤や対戦に挑む根性、誰かを心から応援せずにはいられない等の内的な面を大きく変えました。
この環境でランクマを頑張っている皆様には大変感謝しております。ランクマ配信をしている方、ランクマを頑張っているツイートをする方、通過点や目標を達成したツイートをした方、個別にお礼を申し上げたいくらい感謝の気持ちでいっぱいです。
ランクマに励む人々を心から尊敬し、皆様が素敵な経験や結果を得られるように心から祈っております!
本当にありがとうございました‼
何か連絡や質問がありましたらコメント欄にぜひ書き込んでください。